占いコラム|大人気・タロットカード占いの起源と歴史に迫る!~そこに浮かび上がった、 ある“キーマン”の存在とは☆~

いつの時代にも「占の大定番」として変わらぬ人気を誇っている「タロットカード」。そもそも、その起源って一体?!本記事では、そんなタロットカードの歴史へと改めて迫ってみました!もっと、より深くタロットカード占いを理解し、楽しんでゆけますように☆

こんにちは!


“引き寄せ”活用ライターのたにはた ももこです♪


もっぱら、「お仕事の秋」&「食欲の秋」を過ごしてしまっているというこの筆者ですが、読者の皆さまはどのような秋を過ごされていますか?☆


もしかすれば、「恋愛の秋」、だなんて羨ましい回答も多数なのでしょうか♪


本記事では、そんな恋愛中の女子には欠かせない、「占い」について…。


中でも、占いのド定番である「タロットカード」の起源とその歴史を紐解いてみたいと思います!


よろしければ是非ともご一緒に、「勉学の秋」、楽しみませんか?

 

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意外と知らない「タロットカードの起源」とは?!

今現在、これほどまでに世界各国で見られ、一般的になっているというタロットカードながら、実は発祥についてはいまだに「正確なことがわかっていない」というのが現状なのだそうです!本当に意外ですよね!


そんなタロットカードが歴史上、初めて登場するのが、1392年はフランス王室の「会計帳簿」において。


帳簿には、「金色や様々な色で描かれた56枚の遊技札」なる記述があり、続いて、「作成の代金として、画家であるジャクマン・グランゴヌールに6枚のペルシャ硬貨を支払った」との記述が。


この「56枚の遊技札」こそが、時のフランス王・シャルル6世を慰めるために作成された、タロットカードなのだそう―!


その名も、「シャルル6世のタロット」


その当時、精神を病んでいたとされるシャルル王へと3組のカードが献上されたのだとか。


こちらの記載が、「記録」として残っている最古のもの。


残念ながら、タロットカードそのもの=「現物」は残っておりません…。

 

現存する最も古いタロット・カードは、15世紀前半にイタリアのミラノで制作された、「ヴィスコンティ・スフォルツァ版タロット」と呼ばれるものなのだそう♪


これは当時、イタリアはミラノを支配していた貴族、フランチェスコ・スフォルツァなどが画家に描かせたもので、その現物は様々な博物館や図書館、世界中の個人コレクターへと散らばっており、その数は約15組にもなるのだそう!

(※一般的なタロットカード・1組の枚数は78枚)


ううむ…。


ということは、1392年には既に、「国王へと献上される」レベルにまで、タロットカードの認知度が高まっていた…ということになりますよね!

 

タロットカード・普及への道―!

上記のように、当初は貴族や富豪の為に画家が手描きで描いて作成していたというタロットでしたが、16世紀頃からは木版画の量産品が多く出回るようになり、徐々に庶民へ、やがてはヨーロッパ全土へと普及してゆきます。


そしてまたもや意外なことに、この時代のタロットカードとは、「占い」へのツールではなく、実は「ゲーム」のためのツールでした―!


当時の記録によれば、タロットを使ったカード・ゲームは15世紀末から16世紀にかけ、イタリアからフランスへ、さらにドイツ、スイスといった中央ヨーロッパ各地へと広まっていったことがわかっています。


それも、特に「ギャンブル」として楽しむことが盛んだったのだそうで、政府が何度も禁止令を出すほど、凄まじい盛り上がりを見せていたのだそう!


タロットカードが現代のような「占い」として正式に記録され、認知が高まるのは18世紀以降のこと。


そこには、“キーマン”となった、ある人物の存在がありました♪

 

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タロット占いの開祖・エッテイラ

1783年~85年にかけて、「タロットと呼ばれるカードのパックで楽しむ方法」という本がフランスで出版されました。


著者の名前は、「エッテイラ」


本名をジャン・バプティスタ・アリエットというこの人物こそ、「タロット占いの開祖」と云われ、世界で初めての「タロット占い師(職業占い師)」、なのです―!


この本の登場により、それまでは単なる娯楽・ゲームとしての位置づけが一般的であったタロットカードへ、新たに「占い」という要素と、何より「神秘性」が加わりました。

 

それ以前にもタロット占いがおこなわれていた若干の記録はあるものの、本格的にタロット占いが広まっていくのは、この本の出版の後の19世紀のことです。

 

エッテイラは1738年3月1日にパリで生まれ、両親は穀物や種の行商を生業としていました。


ちなみにペンネーム、及び活動ネームであるエッテイラとは、本名のアリエット(Alliette)を逆さに綴ったもの♪


エッテイラは、幼き頃より「トランプ占い」に非常に興味を持ち、常時トランプを肌身離さず持ち歩いては占いの研究に没頭!


15歳になる頃には既に、トランプの1枚1枚のカードの意味などを資料としてまとめ、人々に配っては解説していた程でした。


トランプ(プレーイング・カード)はまさにエッテイラが生きていた18世紀後半にパリで作られ、大流行していました。


その後、結婚・離婚を経て、ますますトランプ占いに熱心に取り組むようになったエッテイラは、1770年、まずは大好きなトランプ占いの本を出版。


この頃からエッテイラは「カードの達人」として世に知られ出し、あの「フランス革命」をも、カード占いにて予言していたという程―!


そんな彼は、『身体へは医者を「かかりつけ」とするように、心へも「心の医者」たる占い師こそを「かかりつけ」にするべし』として、熱心な顧客からは月々の月謝を要求。


上流社会の貴族が多く顧客についたことから財を成し、彼は世界で初めてのカード占い師として大成功を収めました!


そんな、あくまでも「トランプ占い」の第一人者として生きていたエッテイラでしたが、またしても、人生の転機が訪れるのです♪

 

まさに「キーマン・of・キーマン」こと、「アントワーヌ・クール・ド・ジ ェブラン」との出会い

1781年、パリで名の売れた考古学者であるアントワーヌ・クール・ド・ジェブランが、「原始世界」というシリーズ本を出版しました。


ジェブランはこの中で、タロットこそが、古代エジプトの伝説の書である「トートの書」の名残りだと主張。


他にも、タロット・カードと古代エジプトに関するエッセイ、そして、「ド・メレ」なる人物によりエジプトで実際に行われていたタロット・カードの占い方法などを掲載しました。


このド・ジェブランの「原始世界」とは、時のフランス国王・ルイ16世も、その新しい巻が出るたびに注文したと云われる程の人気図書でした。


それ程までに、フランスではジェブランの考古学者としての名は高まっていました。


そんなジェブランの主張に激しく賛同し、支持した人物こそが、前記しましたトランプ占い師・エッテイラでした!

 

エッテイラは、我こそがこのジェブランの説をさらに補強し、完全なものにする―!

証明してみせようと、今度はタロット占いの研究に没頭!


そうして完成させた著作こそが、先にお伝えした、「タロットと呼ばれるカードのパックで楽しむ方法」という本なのでした♪


エッテイラはタロットカードへ、永年のトランプ占いの経験や要素に加え、彼独自の世界観&アレンジであったヘルメス哲学や錬金術、旧約聖書、数秘術、占星術の要素までをも加え、それまでのタロットカードの概念を大幅に覆す全く新しい解釈を与えました。


同じく、絵柄にも大幅に変更がもたらされたのだそうです!


そして1789年、ついには、史上初となる占い専用タロットカードである「エッテイラ・タロット」を製作!


これが大ヒットを博し、フランスでは実に19世紀後半に至るまで、フランスの占い師がこぞって使用するタロットカードの主流となりました。

 

~プチコラム~『なぜにエジプト???』

ナイル川沿いの谷に栄えた古代文明=エジプト文明への関心は、18~19世紀にヨーロッパで再燃し、当時のルネッサンス思想に多大な影響を与えました。


この古代文明…中でも特に神秘的な「象形文字(ヒエログリフ)」は、世界と人類についての多くの秘密が秘められていると考えられていたのです。


このような当時の人々の時代的・心理的背景に加え、上記しましたように、「キーマン・of・キーマン」ことジェブランという名の知れた考古学者により改めてその神秘性がタロットカードへと示されたことにより、エッテイラはもとより、さらに多くの人々の関心がタロットに向けられたと考えられます。


特に1770年代とは、フランス革命前後の混乱により、市民はルイ王朝の圧政と貧困に苦しみあえいでいました。


エッテイラは実は、そんな政治を変えようと活動していた活動家でもありました。


エッテイラが、かの「エッテイラ・タロット」を世に発表したのは、フランス革命の翌年。


エッテイラは、他の市民同様、古代エジプトを理想郷としてあがめ、その神秘をタロットカードへと求め、解き明かそうとしたのです♪

 

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タロットの歴史は革命続き?!

その後も、タロットカードの世界では幾度かの「革命」が続きます!


1854年には、思想家であるエリファス・レヴィが「高等魔術の教義と儀式」という著を発表し、新たにタロットと「カバラ(ユダヤ神秘主義)」との関係性を説きました。


彼はカバラ、錬金術、ヘルメス学、キリスト教神秘主義などの研究を行い、近代ヨーロッパにおける「魔術」研究の象徴的存在となった人物で、後のフランス、イギリスのオカルティズムの世界に大きな影響を及ぼしました。


ちなみに、あのナポレオン3世に仕えたとされる占い師・エドモンも、レヴィの説に基づいたオリジナルタロットを使用していたのだそう!

 

続く1889年にはオカルト研究家であるパピュスが、上記のレヴィの説を具体的に体現させるべく、カバラの基本文献である「形成の書」のヘブライ文字を7惑星・12星座と対応させた最初のタロットを作成!


このようなフランスでの流れを受け、英国でもレヴィのカバラ的解釈を継承する魔術結社「黄金の夜明け団」が生まれ、この系統から名だたる名作タロット―「ウェイト版タロット」や「トート・タロット」等が次々と生まれてゆきました。


また、この時代以降、タロットカードはもはや従来の伝統に囚われることなく、より奇抜で多様なデザインが為されるようになっていったのだとか♪


エッテイラという、元々はトランプ占いが大好きであった一人の人間のインスピレーションとイマジネーションが生み出したタロット占いはいつしか国境を越え、その壮大なる旅はやがて、日本へも伝わってくるのです♪

 

♦時代の大きな転換点・「ニューエイジャー」の登場!

1970年から80年代にかけて、英米を中心に「ニューエイジ」と呼ばれる一大・「スピリチュアル・ブーム」が起こりました。


その動きはオーストラリアやニュージーランド、やがては東アジア地域にも広がり、この日本でも「精神世界」の名で広まってゆきました。


今日、タロットカードがこれ程までに人気を博し、一般的なものとなっているゆえんとはまさに、この「ニューエイジ志向」によってです♪


これを期に、タロット占いを自己探究や心理カウンセリング的なツールとして用いる人々が一気に増加し、日本でもタロットの入門書が数多く出版され、今では誰もが知っている、“お馴染み”の占いとなりました♪


「ヒッピー・ムーブメント」や「サブカルチャー」としても扱われるこの「ニューエイジ」という動きは、現代で云うところの「スピリチュアル」と呼ばれるものにほぼ受けつがれてゆき、今なお、熱き盛り上がりは衰えることなく、続いています♪

 

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オマケ☆タロット占いを実際に体験してみよう!

せっかくですので、ここまで来ましたらば、実際にタロット占いを体感してみましょう!


ここでは、上記しました、タロット占いの開祖であるエッテイラが開発した「エッテイラ・タロット」の解釈を用い、いちばん簡単な占い方法とされる、「ワンオラクル」と呼ばれる、「1枚だけカードを引く」というやり方をご紹介致します♪

 

1:タロットの概要

タロットカードには、「大アルカナ」と呼ばれる、お馴染みである絵が描かれたカードが22枚。


そして「小アルカナ」と呼ばれる、1から10までの数字を示す数札+人物を示す4枚の人物札のカード計14枚×4種類(それぞれトランプのクラブ・スペード・ハート・ダイヤに相当するモチーフ)=56枚。

 

この2種類があります。


この合計78枚・一組のタロットカードのセットを「デッキ」と云います◎

 

2:エッテイラ・タロットによる大アルカナが暗示する意味

●カードの数字1→カードのタイトル「カオス」
カードの意味→「理想を追う」
(以下、説明をやや省略)


●数字2→「光」
意味→「良い見通し」


●数字3→「月」
意味→「話し合い」


●数字4→「星」
意味→「秘密の暴露」


●数字5→「世界」
意味→「成功」


●数字6→「空」
意味→「幸せが続く」


●数字7→「大蛇」
意味→「保護」


●数字8→「エバ」
意味→「慰め」


●数字9→「正義」
意味→「平和」


●数字10→「節制」
意味→「自制」


●数字11→「力」
意味→「権力」


●数字12→「思慮分別」
意味→「用心深く動く」


●数字13→「司祭長」
意味→「家庭内の悦び」


●数字14→「悪魔」
意味→「偽り」


●数字15→「魔術師」
意味→「忍耐力の不足」


●数字16→「審判」

意味→「正しい判断」


●数字17→「死神」
意味→「事の終わり」


●数字18→「隠者」
意味→「裏切り」


●数字19→「塔」
意味→「貧乏」


●数字20→「運命の輪」
意味→「利益」


●数字21→「戦車」
意味→「独裁者」


●数字0→「愚者」
意味→「愚かな行為」

 

3;ワンオラクル=1枚だけカードを引く占いのやり方

※ここでは22枚の「大アルカナ」のみを使用します!


1組のタロットカードを、トランプゲームをする時のようによくシャッフルしてから、1枚だけを抜き出します。


1枚を抜き出す際には、

 

  1. よくシャッフルしたカードをまとめて、1番上にきたカードをめくる
  2. テーブルの上に扇状に広げてから抜き出す
  3. ダウジングを使って選ぶ
  4. シャッフルも何もせず、いきなり気になったカードを選ぶ
  5. シャッフル中に飛び出したカードをめくってみる


など、その時の気分や直感に従い、好みの方法を選ぶことができます♪


是非とも、心を落ち着け、質問を念じながら取り組んでみてくださいね!


ドッキドキの瞬間ですねっ!

 

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歴史に人あり!エッテイラ少年よ、ありがとう!

タロットカードの歴史をじっくりと紐解いてみました本記事でしたが、執筆させていただいた筆者的には、タロットにはやはり、タロット占いの開祖であるエッテイラのひたむきな情熱と根性が根底には流れているということが強く感じられました!


たった一人のエッテイラ少年の愛、それこそが、時代を越え世代を越え受け継がれているということ、大変興味深く受け止めさせていただきました!

 

引き寄せ活用ライターと致しましても、やはり、この「愛」こそが、望む人生を創造する=引き寄せる力の源なのだと実感せざるを得ません♪


本記事が、読者の皆さまの人生にとって、何かしらのお役に立てることを切に祈りながら、結びと致します♪


本日も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました!

 

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たにはた ももこ

author:たにはた ももこ

たにはた ももこ 1986年生まれ。五児の母。2017年ライターデビュー。 国生みの島・淡路島出身/曾祖母は沖縄は宮...
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