占いコラム|タロット占いの起源とその歴史
2018年10月6日
様々な占いの占法のなかで、タロットを扱う占い師が断トツに多く、皆さまの目につくと思います。
なぜこんなにも人気なのか?
今回はタロットの歴史を知って、なぜタロットには様々な種類があるのかを説明してみます。よりタロットを身近な存在に感じていただければと思います。
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メジャーな三種類のカード
現在有名で皆さまの目に触れるタロットにはおおきくわけて3種類があります。
ライダー・ウェイト版
トートタロット
マルセイユ版
の3つです。
いちばん使用者数が多いといわれるのはライダー・ウェイト版(以下ウェイト版とさせていただきます。)
このうちの二つ、トートタロットと、このウェイト版の作成、考案者はもとは同じ神秘主義研究団に属していました。
1865年頃といわれています。
結局、この二人は意見の相違から結果的に離れ、それぞれの思想を表現するためにカードを作成しました。(ともにこの二人は監修で絵を描いたのは別の方で、それぞれ女性です。)
ですのでこの2つのタロットは神秘主義からきています。
それぞれのタロットは絵の表現もちがう
絵柄の違いはウェイト版はわかりやすく、一枚ごとに状況把握をすぐによみとれるような絵になっています。
対してトート版はなかなかわかりにくく、抽象的な表現となっており、読むほうにインスピレーションを求めるようなイメージ勝負というところがあります。(一概にこのとおりではありません。)
個人的には、状況把握につよいのはウェイト版、感情を読みとるのに強いのがトート版のような気がしています。
マルセイユ版のタロットが確認されているのは1650年代(1400年頃の説もあり)、もとは宮廷のカードゲームでしたが、その後、魔術研究家によりこのゲームのカードを何か意味があるもの、タロットとして仕上げました。
マルセイユ版はトランプが原型
そして、この2つの基盤になったのがマルセイユ版です。
フランスを起源とする、トランプの変形型で、素朴な絵柄ながら実は一番奥が深いのではないかといわれるタロットです。
数秘術をあてはめてよむ方が多いですが、「特に意味を覚えなくていい」と仰るかたもいらっしゃいます。
中世ヨーロッパでのタロット占い師
その他、カード自体がエジプト起源説もあります。
中世ヨーロッパでは、雑貨屋を営むおばさんや、薬作りの得意な近所のおばあさんなんかが、周りの住人のことを占っていて、このような方は「白魔女」と、呼ばれていたそうです。
こういう方々は魔女裁判には関係なく、普通の生活を送っていたようですね。実際裁判の対象はなんらかでひとの恨みを買ってしまった不幸な女性たちのようです。
街に店を構えている易者、お店を経営しながらも頼まれたひとには占う方なんかは現代にもいっらっしゃいますね。
そして現代日本へ
有名な鏡リュウジさんはこのような光景をみて、日本にもっとタロットを知って欲しいと普及させたといわれています。
以上は、現代も使われているなかでメジャーなタロットの起源についてご紹介しました。
占法は、日本独特のものもあったり(正逆にこだわるなど)、易をカードにしたイーチンタロットが作成されたりと、占者によって解釈が違ったりと、カードの種類も増え、タロットにはさまざまな進化がみられます。
不思議なイメージが人気のタロットカード、そのオーソドックスなルーツを知っていただくことでもっとタロットと親しくなって欲しいなと思っています。
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