タロット入門4★逆位置について

タロット入門も回を重ねてまいりましたが、リーディングを行う際に「逆位置(リバース)」の取り扱いが今ひとつよくわからない…という声もあるようです。今回は、その「逆位置」について少しかみ砕いて解説をしてみたいと思います。

 

タロット占いを行うに際して、逆位置のとらえ方がよくわかならないという人は、意外と多くいらっしゃいます。

逆位置というのは、全て正位置の意味をそのまま反対にすれば良いのか…というわけでもなく、様々なパターンがあるのです。

今回は、そうしたことも含めて書いてみたいと思います。
 

逆位置についての概要

現在、日本で刊行中のタロット解説書などのほとんどは、逆位置についての解釈が載っているのではないかと思いますが、実は必ずしも逆位置を採用すべきというルールがあるというわけではありません。

 

筆者がメインで使用しているライダー・ウェイト版の作者であるアーサー・E・ウェイトも所属していた「ゴールデン・ドーン」でも、特に逆位置は採用しておらず、正位置のみで解釈を行うのが普通でした。

 

ただ、後にウェイトが出版した「タロット図解」では、すでに逆位置の解釈が記載してあり、わかりやすく一般に広まっていったのではないかと思います。

 

現在も逆位置を採用せずに正位置のみでリーディングを行っておられる方は国内外に大勢いらっしゃいますし、あえて秘儀を広めないために逆位置を作り出した等、様々な意見がわかれていますが、筆者の場合は、そうしたことばかりに拘らず「誰にでもわかりやすく」「占いとして成立(的中)させることができる」ことができれば良いのではないかと思っています。

 

タロットについては現在もまだまだ謎が多く、どれが正しくてどれが誤りかを簡単に判断できないというのが本当のところではないかと思われますが、筆者に言わせれば「占いは当たってナンボ」。
…いくら拘りの手法を使っていても当たらなければ意味がありませんから、皆さんも気がねなく逆位置を採用して「わかりやすく」確実に学習を進めてまいりましょう。

 

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逆位置のパターンを知ろう

さて、タロットの逆位置というと、ご存じのように展開中のカードが上下逆向きに出てくることを表していますが、よくある誤解が「逆位置は、正位置の意味をひっくり返す」というものです。

 

もちろん、そうした解釈をするカードもありますが、全てがそうかというと、実はそうでないカードも存在するのです。

 

また「逆位置が出るとよくない」…というような声も時々聞くことがありますが、それは半分正解で半分間違いです。

理由は、カード自体の意味が正位置の方が悪い場合で、リバースは全く逆の意味になる時などは、むしろ正位置の方が良い意味を表すからです。

 

ただし、少し学習を進めていく中で、展開されたカード全体をみて解釈を深める方法などを学びますが、その際には、逆位置のカードの割合が多いとネガティブな意味合いを持つことがあるので、一概には言えない…というのが本当のところです。


とは言え、皆さんはまだまだ初心者です。
あまり難しいことを考えずに学習を進めていくために、まず今回は逆位置の基本的なパターンを次項よりご紹介したいと思いますので、是非ご参考になさってみてください。

パターン1「意味が真逆になる」

まず逆位置で1番多いと思われるのが、この「正位置の意味を真逆にする」というものです。

これは、例えば正位置の意味の中に「成功」とあれば、逆位置は「失敗」という風に、まるっきり反対の意味になってしまうということです。

 

正位置が良い意味ならば逆位置は悪く、正位置が悪い意味であれば逆位置は良い意味になる…というのが、このパターンであると言えるでしょう。

実際のカードを例として挙げるならば、以下のようになります。

 

【大アルカナ】

女帝、運命の輪、正義、星 …等

 

【小アルカナ】

ワンド8、カップ3、ソードA、ペンタクルス6 …等


これらのカードは、逆位置になると正位置の意味をひっくり返すタイプのものです。

占い中に出現して、正位置の意味しか覚えていない時は、その反対のことを言っていれば、概ね間違いはないでしょう。

パターン2「意味のニュアンスが変わる」

次のパターンは、逆位置になっても反対の意味になるのではなく、正位置にある意味の状態が少し変化した内容になる…というものです。

この中には、正位置の意味を弱めたり、少し不足があるというようなものも含まれます。

実際には、以下のようなカードがそれに該当すると言えるでしょう。


【大アルカナ】
世界 …等

 

【小アルカナ】
ソード3、ソード5 …等


こういったカードは、正位置とガラッと意味が変わるというよりは、少し視点や表現のニュアンスなどが変わったりするものです。

パターン3「1と2の混合」

最後は、前述の1と2の混合パターンです。

大抵の場合は、良いことと悪いことがどちらも解釈に入っていることが多いでしょう。

 

真逆の意味が両方ともあると、リーディングの際にどちらをとれば良いか迷う人もあるかも知れませんが、どうしてもわからない場合は強引に解釈するのではなく、全体のリーディングの流れや近隣のカードを参考にしながらよみ進めると良いでしょう。

このパターンに該当するものの例は、以下の通りです。


【大アルカナ】
死神、悪魔、塔、月 …等

 

【小アルカナ】
ワンド4、ペンタクルス2 …等


こういうカードは、両面の意味を持っていますので、どの意味を採用するか、リーディングの度に吟味しながらカードをよみ進めましょう。

カテゴリー分けしながら覚えてみる

今回は、ざっくりとした逆位置の意味のパターンをご紹介してみましたが、これもまたタロットの意味を覚える際に手助けとなってくれるのではないかと思います。

 

逆位置が出てきた時に「このカードは、どのパターンだったかな…」と考えてみると良いでしょう。

タロットの学習は繰り返しが基本。
何度も繰り返しながら、じっくりと身につけていってくださいね。

 

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