ショック!相性が悪い彼とは絶対にうまくいかないの?
2020年6月7日
恋愛の占いで気になるのはやはり、相性です。
相性バッチリと出れば嬉しいけれど、中には最悪の組み合わせなんてこともありますよね。
そもそも相性が悪いとは、どういうことなのでしょうか?
相性最悪と出た場合、本当にうまくいかないのでしょうか?
相性を改善させる方法は、絶対にないのでしょうか?
今回は、この「相性」についてみていきます。
占いの「相性がいい」「相性が悪い」ってどういうこと?
恋愛占いで、気になる相手と自分を占ったら
「相性が悪い」
と出てしまった…!
「もう、彼とは縁がないの?」
「永遠に結ばれない運命なの!?」
と、すごくショックですよね。
まずは、「占い」でいう「相性がいい」「相性が悪い」とは具体的にどういうことか?
今回は、東洋系の占いの基礎となってる陰陽五行説からみていきたいと思います。
陰陽五行説を基盤にしている東洋の占いでは、生年月日からひとのタイプを
「木」「火」「土」「金」「水」
の5つのタイプに分けます。
そしてこの5タイプの関係を元にして、様々な要素を考慮して多角的に観ていくのですが、ここでは敢えてシンプルに5つのタイプの関係性だけ「相性」をみていくことにします。
陰陽五行説でみる「相性のいい」関係
下図のように青い矢印で結ばれた関係は「相生」といい、「相性がよい」とされています。
それぞれの関係は次のようになります。
○木⇒火 木生火(もくしょうか)
火を燃やすためには木が必要。
木は火を助ける関係。
火は木から助けられる関係。
○火⇒土 火生土(かしょうど)
燃えたあとは灰が出てそれが土になる。
火は土を助ける関係。
土は火から助けられる関係。
○土⇒金 土生金(どしょうきん)
金(鉱物)は、土の中から出てくる。
土は金を助ける関係。
金は土から助けられる関係。
○金⇒水 金生水(きんしょうすい)
金属の表面が冷えて水が生じる。
金は水を助ける関係。
水は金から助けられる関係。
○水⇒木 水生木(すいしょうもく)
木は水がないと成長できない。
水は木を助ける関係。
木は自ら助けられる関係。
陰陽五行説でみる「相性の悪い」関係
次に図の赤い矢印で結ばれた関係は「相剋」といい、「相性が悪い」とされています。
それぞれの関係は次のようになります。
●木⇒土 木剋土(もっこくど)
木は土から養分を取る。
木は土を傷める関係。
土は木から傷められる関係。
●土⇒水 土剋水(どこくすい)
水の中に土を入れると水が濁る。
土は水を傷める関係。
水は土から傷められる関係。
●水⇒火 水剋火(すいこくか)
水は火を消す。
水は火を傷める関係。
火は水から傷められる関係。
●火⇒金 火剋金(かこくきん)
火は金を溶かす。
火は金を傷める関係。
金は火から傷められる関係。
●金⇒木 金剋木(きんこくもく)
金属でできた斧や刃物で木は切られる。
金は木を傷める関係。
木は金から傷められる関係。
もちろん前述したように、相性の判断はもっと細かく観る必要がありますが、一般的に東洋系の占いで「相性」の判断をする場合、この「相生」「相剋」を基本とします。
なので、ざっくり言うと彼とあなたの関係が
「相生」であれば「相性がよい」
「相剋」であれば「相性が悪い」
ということになります。
占いで「相性が悪い」と言われたときに…
◆「相剋」=「相性が悪い」とは限らない
「私と彼はどうも相剋の関係みたい。だから相性が悪いんだ!」
と落ち込むかもしれませんが、「相剋」の関係は必ずしも相性が悪いとはいえないのです。
たとえば、繁りすぎた樹木は斧で枝葉を切り落とすことで根に栄養が届けられ、さらに成長をすることができます。
「繁り過ぎた樹木」=「木」
「斧」=「金」
で「金剋木」で「相剋」の関係のはずですが、「木」にとって「金」は自分の過ぎたところや足りないところを指摘してくれる有り難い存在ということになります。
そこで「相性が悪い」と言われたとき、彼があなたにとってどんな存在なのかを一度客観的にみてみましょう。
もし、彼があなたの悪いところを指摘してくれ、それをあなたが素直に聞けるのであれば、たとえ「相剋」の関係であっても、彼はあなたを成長させてくれる存在だといえるでしょう。
この場合は「相剋」=「相性が悪い」とはいえません。
しかし、彼の言動にカチンときたり、イライラすることが多かったりすれば、「相剋」が強く働いていることになるので、やはり「相性が悪い」ということになります。
「でも…!やっぱり別れたくない!」というときはどうすればいいでしょうか。
◆「それでも付き合っていきたい!」~「相性が悪い」彼と付き合っていくためには
「相剋」の関係は、基本、傷つけ、傷つけられる関係です。
四六時中いっしょに居ると、無意識にお互いを傷つけてしまうことになり、だんだんとストレスがたまりやがて疲れてしまいます。
そこで必要になるのが「ひとりになれる時間・空間」です。
お互い、自分だけの空間、時間を持ち、必要以上にお互いのエリアに踏み込まない、摩擦がおきないようにすることが大切になってきます。
「会えない時間が愛を育てる」ともいいます。
相性がよくとも、悪くとも、「自分の時間・空間」を確保しときどき距離を置くことで、よりよい関係を築くことができるはずです。
まとめ
占いで「あなたと彼は相性が悪い」と言われたとしても、落ち込むだけではもったいない…!ということ、お分かりいただけましたでしょうか。
むしろ、「二人のことを客観的にみる機会」が出来たと思ってみてください。
そこからきっといい変化が起こり、よい結果を導きだすことができるはずです…!