占いと歴史の深いかかわりについて

 

何千年も前から存在していたとされる占い。

その歴史は、人類の歩みとともに積み上げてきたものです。

今回は歴史の要所・要所でどのように占いが活用されてきたのかを時代別に解説していきます。

 

これを知ることで、占いをもっと好きになる!

そんな面白話を盛りだくさん詰め込みました。

 

 

 

 

何千年という歴史を持つ「占い」。

その長い歴史の中で、様々な場面・用途で占いは活躍してきました。


今回は、どんな場面で占いが活用されてきたのか・そして占いを利用していた歴史上の人物のお話です。

 

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占いが活用されてきた場面

これはもう本当に多岐にわたります。

今でこそ簡単に調べることが出来ること・当たり前の様に知っていることも、その当時は対策が分からずに大変な損失や被害を被ってしまった歴史がたくさんあります。


その背景には、どうにかしたいと願い進歩した人間の素晴らしさもありますが、どうにかするための対策として占いという手法が深くかかわっていることも多いのです。


では占いが活用されてきた場面はどういうものなのかご紹介します。

 

天気や気候

恐らく一番占いが活用され、かつ一番古い活用法がこの天気や気候ではないかと言われています。


今も昔も人は食べ物がないと生きていけません。
農耕や酪農において、一番重要なのは天候の移り変わり。
日照り・大雨・日光不良・雷・台風・竜巻・地震・自然火災。


人間では太刀打ちできない自然の驚異に対して、どうしたら予め対策をすることができるのかという場面で、占いは活用されてきました。

 

統治者を決める場面

次の世継ぎをどうするのか・次の長は誰にするのか。


A候補が統治者になった場合の吉兆・B候補が統治者になった場合の吉兆といったぐあいに、大切な事柄を決める時にも占いを使ってきたという歴史が確かにあります。


集落ごとに、もしくはざっくりとした区分けの中で必ず一人は占術士が存在していたようです。

 

戦いの場面

これもまた有名なお話ですね。

特に三国志・戦国時代は占術士が活躍した時代と言われています。


あの時代の軍師(君主や将軍の戦略指揮を助ける職務の人)は占術にも明るい人物ばかりでした。
今の軍の状況と敵の状況、そして地形やその時の天候をも利用した兵術を瞬時に提案することができる敏腕軍師を抱えていることは、勝利への大きな近道でした。


ちなみにこの軍師という職務はアジア圏では古代から存在する職務なのですが、ヨーロッパでは近代的な軍政で参謀制度が確立するまでは存在しなかったそうです。

 

政治や統治において重要な場面

今強行すべきか留まるべきか・手を組むべきか敵となるか・陣地をどう広げるか・家臣の誰を引き上げるのか等々、政治や統治の際に決断や判断を迫られる場面は数多くあります。

その中で、より良い選択をするために術を用いた結果を重宝していたようです。


それは日本だけ・アジア圏だけではなくヨーロッパ圏・アフリカ圏、いわば全世界に置いて使用されていたとされています。

 

名前を付ける・婚儀に関しての場面

今でも姓名判断は人気の占術の一つです。


特に日本では幼名と元服後・その後も適宜状況に応じて改名していくことが常でした。
名は体を表すという言葉もあるように、どういった名前にするのかというのは非常に重視される点でした。


また、歴史の中においては今の様な自由恋愛・自由結婚ではない時代の方が長くありました。

 

婚儀は家と家とのつながりを深くするもの・ひいては領土と領土・国と国とのつながりを意味する結婚もありました。
そういった際の婚儀後の家全体・国家全体としての運勢・跡取りについてなども占術を用いて導かれたと言われています。

 

厄災・病災や病人・けが人が出た場面

御祈祷に近いものではありましたが、医療が発達するまでの間は「何を食べさせたら良いのか・どう対処したらよいのか」といった具体的なことまで占術にて判断をしていた時代もありました。


また、災いや疫病への対策についても同様でした。

 

住居・お城・拠点地などの土地に関する場面

これは現代人である私たちも引越しの際に気になる方位がメインですね。


どこに住むのか・どの場所に建てるのか・どの方角が良いのか・この土地の波動はどうなのか、一番無防備になる寝室はどの方角にしたらよいのか・より永く繁栄する家にするためにはどうしたらよいのか。

そういった建物や建築に関する事柄も占術は深くかかわっています。


実際に京都の碁盤の目状になっている町並みは、東西南北・それぞれの鬼門などに合わせてきちんと作られているものですね。

 

 

 

ざっと軽くあげただけでこれだけの場面で「占い」というものは歴史上の出来事や人物に深く深くかかわっています。


正直なところ、占いを全く参考にせずに成し遂げてきた人というのは本当に少ないのではと感じますね。


現代ではそういった人も少なからずいらっしゃると思いますが、長い歴史の中での要所要所には必ずといっていいほど占いが関わっているものなのです。

 

例えば・・・

 

卑弥呼

あの時代は、占術ありきの時代だと言っても良いぐらいに占いが中心でした。
吉兆から統治者決め・領地決め・今後の村としての方決め…。
そういったありとあらゆるものを占いベースで決定してきた時代でしょう。

 

平安時代

雅な貴族たちは、その日の占いの結果によって仕事をするか遊ぶか休んでのんびりするかを決めていたそうです。
なんとも贅沢なお話ですが、当時の貴族と貴族以外の平民たちの生活は天と地の差だったようですので、致し方ないのかもしれませんね。

 

室町幕府

征夷大将軍となる足利尊氏が京都で創始した武家政権である室町幕府。
代々、足利家が将軍を引き継ぐこととなっておりましたが、第六代将軍を決める際はおみくじでの選出となったそうです。

 

戦国時代

乱世のこの時代は占いも大活躍でした。
織田信長しかり、徳川家康しかり、名だたる武将のところには必ずおかかえの占術士がいました。

 

その他全世界でも

 

中国

占いの歴史も深い中国では、三国時代だけではなくどの時代に置いても占術は身近かつ重要な部分を占めているものでした。


所謂三国志にでてくる軍師たちは皆、星を読み易を知り暦を紐解くエキスパートであったと記されている文献もあります。

 

韓国

占いなくては始まらない!というほどに占いを重視している韓国。
占いの路面店や出店も日本以上に多く、人生の転機には必ず占いを参考にしているそうです。
もちろん、歴史上の中でも当然のように占いは活躍してきました。

 

遙か古代から

世界最古の文明である古代メソポタミア文明のなかでもシュメール人が農耕を始めたというシュメール文明は、紀元前9000年頃には生まれたと言われています。


紀元前3000年頃には、シュメール人は世界で初めての文字である楔形文字を発明したとされていますが、この楔形文字の文書に「古代メソポタミアでは星を読む天文知識によって占いが行われていた」という記述があるそうなのです。


朝の情報番組で紹介されるほどに浸透している「12星座」は、古代メソポタミア文明から生まれたそうなので、占いは世界最古の文明から既に人類と共にあったということですね。

 

 

 

当然ながらあのピラミッドの時代である古代エジプトでも、アメリカ大陸発見に大きく沸いた時代にも、占いは存在していました。


昔は口頭でしか伝授れることがない門外不出であった占いが、今はこんなに身近に経験することができます。


ただ鑑定を受けるだけではなく、その結果を元にどうしていったらいいのか・どう動いていったらいいのかを明確にすることで、占いというものは光り輝くことが出来ます!!


占いを最大限に活用して、より良い日々を手にして下さいね。

 

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