占いとは?種類や当たると感じる理由も解説

占いとは?種類や当たると感じる理由も解説

占いは、自分の性格や置かれている状況、相性、適職、金運、運勢の流れといった多くのことを読み解く方法として現代でも親しまれています。

姓名判断・血液型占い・12星座占い・九星気学など、その種類はさまざまにある一方で、どの占いが自分に適しているかわからないと迷う方も少なくありません。

占いには悩みや知りたい内容に応じて適切な種類があるため、詳しい鑑定から迷いや悩みを解決するヒントを得るには目的に合った占術を見つけることがポイントです。

今回は、「占いはなぜ当たるのか?」にも焦点を当て、日本でも人気のある占いや占星術、スピリチュアル系など、人気の占術をご紹介します。

占いとは目に見えない世界からのメッセージを受け取る手段

自らコンタクトを取ることが難しい高次元の世界や、自身の潜在意識からのメッセージは、時としてこれからの行動を指し示すヒントになることがあります。

その手段として古くから用いられている方法が「占い」です。新たな視点から気づきを得られる占いは、人生の悩み・迷い、そして自身を含めた物事を客観的に見るきっかけとなり、心を整理したり後押ししてくれたりする重要な役割を果たします。

占いの歴史は古く、日本最古といわれている「卜占」は、動物の骨のひびの入り方で吉凶を判断する方法でした。現代では姓名判断や手相・人相、12星座占い、動物占いといった多くの占術が親しまれています。

現代では心の整理や前向きな一歩のために使われる

古来と比べて現代では、占いのとらえ方が変わりつつあります。現代よりも自然が身近であった時代、占いは人間を超越した存在の意志を読み取る手段でした。つまりは霊的存在や超自然的存在からの意志を呪術者や占い師が受け取り、国の方針や重要な決定を下すために活用していたのです。

日本の歴史上で有名な邪馬台国の卑弥呼は、神のお告げを伝える呪術者として政治的な実権を握っていたとされています。このように古代の占いは「国家的」であり、限られた人が行っていました。

そして、時代が進むとともに国家的であった占いは「庶民的」なものへと変化していきます。現代において占いは、個人が日常的に楽しめるものとして活用されるようになりました。

悩みや迷いへの答えを見つけるきっかけとして、あるいは前向きに進むための原動力として、多くの人が“未来を予測する”ものではなく、自分と向き合うための手段として親しんでいます。

占いが当たると思ってしまうからくりを詳しく解説

現在、占いはアプリや雑誌、テレビ、インターネットといったさまざまな媒介を通じて手軽に行えます。

そのなかには「どうしてこんなにも当たっているの?」と首をかしげてしまうような占術もあるでしょう。

ここでは、「占いが当たる」と思うその心理を詳しく解説します。

バーナム効果は誰にでも当てはまる言葉に心が動く

バーナム効果とは、どのような人にも当てはまる言葉にもかかわらず「自分だけに当てはまる」と勘違いする心理現象のことです。この原理を占いに当てはめると、「自分の性格にぴったり」と錯覚し「当たっている」と結論付けてしまいます。

たとえば、「本当は傷つきやすく繊細なのに、それを隠している」という言葉は、多くの人に当てはまるでしょう。しかし占いというカテゴリのなかでこの言葉を聞くと、それが自分だけのように感じる傾向にあるのです。

占いを参考にする人が「理解してくれている」と感じる結果を得ると、占い師や占術に高い信頼を抱き、鑑定結果すべてを信じるようになることもあります。そうなると、次第に冷静な判断ができなくなるため注意が必要です。

占いはあくまでも「気づきを得るきっかけ」として活用し、俯瞰的な視点を意識して取り組みましょう。

確証バイアスは自分に都合の良い情報ばかり信じたくなる

確証バイアスとは、自分の偏見や思い込みを「正しい」と正当化するために行動をする状態を指します。占いにおいては「この占いは当たるかもしれない」と思い込み、実際に結果を見て思い当たるものばかりに注目し、当てはまらない結果については無意識に排除してしまう傾向があります。

たとえば、「もうすぐ恋人ができますよ」という言葉を聞いて、なかなかできないケースもあるでしょう。その際に確証バイアスが働くと、「恋人はまだだったけど、出会いの前兆はあった」と都合の良いことだけに注目し、信じようとすることがあります。

当たっていることだけを記憶に残し、またはすり替えて、自分にとって都合の良い形で占いの結果を受け取ると、占い師にだまされたり適切な判断ができなくなったりします。

占いを行うときは、この確証バイアスのはたらきを理解したうえで上手に活用することが欠かせません。

占い師の話し方や共感が信頼感を高めて当たっているように感じる

占い師との対話による占いは、雑誌やインターネット上で見られる広範な人を対象にしたものとは違い、個人に向けた内容であるため、より「当たっている」と感じます。

さらに占い師が悩みを親身に聞き、共感を示せば「自分を理解してくれている」と感じて信頼を寄せるようになるでしょう。その信頼感に乗じて、占いの結果にも信憑性があると思わせることができます。

占い師のもとへ出向く多くの人は、悩みや不安といったネガティブな思いを抱えています。占い師はその思いに共感することで、自らが提示した結果に信頼感と納得感を与えることがあるため、占いに依存しすぎないようにすることが大切です。

統計学や観察眼に優れた“当たる”占い師がいるのも事実

多くの占いは統計学の要素を取り入れており、過去の鑑定結果をもとにパターンや傾向を読み解き、未来を予想します。統計学をもとにした占いには、手相や人相、四柱推命、星座占いなどがあります。

この統計学の活用に優れた占い師は、精度の高い占いが行えるといえるでしょう。

また占い師の優れた観察眼も、的中率を高める要素の1つになっています。占いに来た人の言葉遣いや視線の配り方、仕草、表情といったなかから性格や考え方を読み取り、「当たっている」と感じさせるのです。

ただし、このような方法も傾向を読み取ることに留まり、正確な結果を鑑定できるわけではありません。統計学や観察眼は、結果の精度を高める可能性として利用されています。

占いの種類を解説!悩みや目的に応じて使い分けるのが吉

現代には非常に多くの占いが存在するため、どの占術が自分に適しているかわからない方も多いのではないでしょうか。

ここでは、目的に応じた代表的な占術をご紹介します。解決したい悩みや知りたいことを整理し、最適な占術を活用して前向きに踏み出すきっかけをつくりましょう。

日本で人気なのは日常会話や人間関係に取り入れやすい占い

日本では、家族や友人・知人と楽しめる占いが人気です。相手の性格を理解しつつ、コミュニケーションが取れるので人間関係が円滑になるきっかけにもなり得ます。

また対面式が苦手な人には、手軽に受けられる電話占いやチャット占いもよく利用されています。

なかでも人気のある占いは以下の通りです。

それぞれの占いについて順に解説します。

電話占いは自宅にいながら本格鑑定を受けられる

電話占いは、電話がかけられる環境であればどこからでもプロの占い師の鑑定が受けられるサービスです。自宅であればほかの人に聞かれる心配も少なく、安心して占ってもらえます。

電話占いでの占術は占い師によって異なり、自分の好きな方法で本格的な鑑定を受けられることが大きな魅力です。電話を通してリアルタイムで行うため、占いを進めるうちに気になったことをその場で聞けることもメリットとして挙げられます。

一方通行の占いではなく、占い師に質問して回答を得られる双方向型であれば、より具体性のあるアドバイスが得られるでしょう。

また対面では相談しづらいような悩みも打ち明けやすい利点があります。「目を見て話すのが苦手」「自宅のようなプライバシーが高い空間で占いを受けたい」という方にとってとくに利用しやすい方法といえるでしょう。

チャット占いは文字だけで気軽に相談できる

チャット占いとは、占い師と文字によってコミュニケーションが取れるサービスです。内容を考えながら相談できるため、話すことが苦手な方や自分の気持ちをすぐに言葉にするのが難しい方も気軽に利用できます。

また周囲の環境に左右されることなく、いつでも相談できることもチャット占いのメリットです。通勤中やお昼休憩、家族がいる自宅であっても、画面を見られなければどのような内容の占いでも気兼ねなく相談できます。

「鑑定結果をいつでも見返したい」という場合にも、履歴が文字として残るチャット占いはおすすめです。鑑定から時間が経ち、心に迷いが生じたときも鑑定履歴を確認することで、再び気持ちを整理できることがあります。

忙しい毎日でも空いた時間で気軽に利用できるため、日常の支えにもなってくれるでしょう。

動物占いは生年月日から12種類の動物タイプに分類

動物占いは四柱推命をもとにした占術で、生年月日から12種類の動物に分類して占います。身近な動物と自分や家族、友人などを当てはめて楽しめ、さらに「良く当たる」と話題になりました。

動物占いでは12種類の動物から、最終的に60タイプまで分類を行います。動物のキャラクターには、ライオンやチーター、おおかみ、ペガサスなどがあり、イメージしやすく親しみを感じられる占いです。

しかし基礎となる四柱推命は、中国の統計的な占術として的中率が高く、親しみやすさのなかにも「当たる」要素がしっかりと組み込まれています。

動物占いは多くの人が和やかに参加できるので、日常会話や人間関係の潤滑油としてもおすすめです。

血液型占いは血液型ごとの傾向を性格や相性として解釈

血液型占いは、最も身近な占術として親しまれてきました。血液型のA・B・O・ABの4つから性格や行動パターン、相性などを判断する占術です。

生年月日から計算を行い分類するタイプとは違い、自分が“何型”かを知っているだけでこの占いに参加できるため、相手を深く知る会話のきっかけとしても用いられてきました。

科学的根拠は薄い反面、多くの人が血液型は正確に関連性があると感じています。そこには前述したバーナム効果や確証バイアスが働いていると考えられ、結果的に「当たっている」と感じる人が多いようです。

血液型占いは「本格的な占い」には該当しませんが、コミュニケーションの手段や楽しむための占いとして広く浸透しています。

ゲッターズ飯田の五星三心占いは干支と数秘を組み合わせた占術

人気占い師・ゲッターズ飯田さんのオリジナル占術「五星三心占い」は、7万人以上の鑑定結果をもとにつくられました。ゲッターズ飯田さんは当たる占いとして有名な一方で、誰でも気軽に鑑定できるわけではなく、基本的には知人の紹介など限定した人のみを対象にしています。

そのため、五星三心占いはゲッターズ飯田さんの占術が体験できるとして注目を集めるようになりました。

五星三心占いは、生まれ持った「命数」から6つのパターンに分けられ、さらに西暦から金・銀に分類。合計12パターンに分けたその結果から運勢や相性、適職、恋愛運といった内容を鑑定します。

五星三心占いは日常生活に取り入れられる占術であり、前向きな行動に反映させることでより良い選択肢を選べるヒントとして活用できるでしょう。

星や誕生日などの天体情報から運命を読み解く占星術系の占い

生年月日や星座の位置などから天体情報を読み解く占星術は、古代から研究されてきた占いの1つです。予言者といわれる人のなかにはこの占星術を使って災いを読み解き、世界に発信する人もいます。

それだけ多くの人が活用する占星術にも、いくつかの種類があります。ここでは次の代表的な占星術を見ていきましょう。

それぞれの占星術について順に解説します。

西洋占星術(ホロスコープ)は星の配置から性格・運命・未来を読む

西洋占星術は、天体や星座の配置をもとに、個人単位で運勢や性格を鑑定する占術です。天体を読み解く際には、出身地や出生日時、時間からホロスコープを作成します。

西洋占星術の歴史は古く、始まりは紀元前9世紀ごろといわれています。西洋占星術も国家規模で利用されていた占術ですが、現在では個人でも楽しめる占術として多くの人に親しまれるようになりました。

ホロスコープは天体(太陽や水星など)がどの星座(ふたご座やみずがめ座など)にあり、どのハウスにいるかで運勢や性格、相性といった多くの情報を読み解けます。ホロスコープの作成は複雑ですが、現在ではオンラインで手軽に作成が可能です。

非常に細かい鑑定結果が期待できるため、人生の方向性を考える際の参考として活用してみてください。

インド占星術(ジョーティッシュ)はカルマ・前世・運命に注目

日本ではまだ馴染みの薄いインド占星術(ジョーティッシュ)は、5000年以上前から伝わるとされる占術です。もとは「ヴェーダ」と呼ばれるインドの教えの一部であり、「光の知識」として大切にされてきました。

天体の情報以外にも、影の惑星であるラーフとケートゥー、さらに過去から続くカルマも含めてその人の人生をより深く占います。

占う対象が広範な12星座などと比べると、ジョーティッシュは個々人を占えるため、より自身にフォーカスした内容を得られるでしょう。とくにカルマによる人生の役割や魂の成長、今後の運気の周期を占うことに優れているといわれています。

中国占星術(四柱推命)は生年月日時から人生の流れを読み解く

中国占星術(四柱推命)は、紀元前2000年に中国で誕生した東洋の占星術です。出生の年・月・日・時(四柱)から鑑定を行います。

おもに陰陽五行説と呼ばれる「火・水・土・金・木」の相関関係をもとにしており、「命式」といわれる表を作成して運命を読み解く占術です。先述したそれぞれの四柱からは、人生の傾向や才能、健康などがわかります。

また各柱は年代を示しており、年柱は0~20代歳まで、月柱は20~35歳というように各ライフステージに焦点を当てて運気を読み取ることが可能です。

この特徴から、四柱推命は毎年の運気の流れを読み解くことを得意とします。四柱推命をもとにした占術はたくさんあるため、高い信頼を寄せられている占いといえるでしょう。

九星気学は生まれた年月日の星から運気や吉方位を判断する

九星気学も中国で誕生した東洋占術で、「宇宙のエネルギー」を9種類に分けて占います。さらに「火・水・土・金・木」の五行を組み合わせることで、運気の流れや相性などを読み取る占術です。

九星気学では、一白水星や二黒土星、三碧木星、四緑木星と続き、全部で9つの星に分類します。後天定位盤と呼ばれる9つの方位に星を配置した図式を使用し、運気とともに吉方位と凶方位を判断。

運気や相性などを知ることにも使用されますが、方位の吉凶を判断する手段としても重宝されることが多くあります。後天定位盤は日ごとに変わる運勢を見られるほか、時盤を用いることで2時間ごとの詳細な運気も読み取ることも可能です。

数秘術(ヌメロロジー)は誕生日や名前を数字に置き換えて占う

数秘術(ヌメロロジー)は、誕生日や名前から数字を割り出し、人生の目的やその本質、運命の流れなどを明らかにする占術です。「数字」にはそれぞれのエネルギー・意味があるととらえており、その人が持つ数字を読み解くことで判断します。

メインとなるコアナンバーは、人生の目的になる「ライフパスナンバー」、人生の目的「デスティニーナンバー」、内面が求めるもの「ソウルナンバー」、表面的な自分の性格「パーソナリティナンバー」の4つ。

このコアナンバーに割り当てられた数字から意味を読み解き、運命の流れなどを導き出します。今後の運勢の周期や物事のタイミング、自分の性格や氏名などを見るのに適した占術で、多くのメディアでも活用されている占いです。

カードやルーンなど道具を通じて心の声を映し出す占い

占術にはカードや文字などの道具を通じ、自らの内なる声や潜在意識を反映させる占いもあります。占星術のように天体やホロスコープを使って運命を読むのとは異なり、よりスピリチュアルで感覚的な占い方といえるでしょう。

ここでは、道具を使用した次の代表的な占術をご紹介します。

道具を使用した占術についてそれぞれ順に解説します。

タロット占いは絵柄の意味や位置関係から心の状態や未来を読む

タロット占いは、ダイアルカナ22枚と小アルカナ56枚を使って、過去・現在・未来の状況を読み解く占術です。展開されたカードに描かれるシンボルやカードの正逆、位置関係からメッセージを受け取ります。

タロット占いは、状況を把握するだけでなく自分の悩みや不安、今後の行動に対してのアドバイス、恋愛といったさまざまな内容を占えるのも人気の理由です。ただし、満足のいく結果が出ず何度も占い直したり、賭け事の予想・テストの結果を知るために占ったりしても適切なメッセージは受け取れません。

タロットカードの役割は直接的な「結果」を示すものではなく、現在の状況を踏まえて悩みの答えにつながる「ヒント」を導き出すものです。タロットカードが送るメッセージを正しく読み解けば、前向きな一歩を踏み出すきっかけになるでしょう。

オラクルカードは神託のようなメッセージ性が強く癒しに特化

オラクルカードは、カードに描かれた絵やシンボルからメッセージを読み解きます。「オラクル」には“神託”や”お告げ”という意味があり、天使や動物、女神、妖精といったスピリチュアル的な美しい絵柄のカードが、今の自分に必要な言葉を届けてくれる占術です。

直感に語りかけるオラクルカードはネガティブな意味を持たず、背中をそっと押してくれるような優しいメッセージを送ってくれます。

またタロットカードのように複雑な展開方法はなく、直感や感覚に呼びかけるメッセージに重きが置かれているため、初心者の方も親しみやすい占いです。

過去から未来までの状況を導き出すリーディングもありますが、オラクルカードは結果よりも現在の状況を整理するメッセージを求めるときに適した占術といえるでしょう。

ルーン占いは古代北欧の文字を使い象徴や意味から導きを得る

ルーン占いは、古代北欧文字(ルーン文字)に込められたシンボルや意味からメッセージを読み解く占術です。生年月日などの特別な情報は不要で、ルーン文字が刻まれた石やカードのみで占えるため簡単に始められます。

ルーン占いには二通りの占術方法があり、最もシンプルなのがワンオラクルです。ルーンが刻まれた石やカードをシャッフルし、それを引き当てたり投げたりして偶然選ばれたルーン文字の意味からメッセージを読み解きます。

ほかにもタロットカードのように展開する、ツーオラクルやスリーオラクル、フォールーンと、さまざまな占い方が存在します。

ルーン占いは直感に語りかけるメッセージ性の強い占いで、ルーン文字が教える一言のヒントで気付きを得られる占術といえるでしょう。

ダウジングはペンデュラムや振り子でYES/NOやエネルギーを判断

ダウジングはペンデュラムといわれる振り子を使い、自分のなかに眠る潜在意識から情報を引き出す占術です。ダウンジングでは、水脈の発見・物事の判断・紛失物の捜索を占うことができ、“YES or NO”で答えられる質問や対象物の発見に適しています。

占い方は、まずペンデュラムを下ろし、質問に集中しましょう。すると振り子が自然に動き出し、円を描きだします。時計回りであれば“YES”、反時計回りであれば“NO”と判断でき、振れ幅が大きいほど気持ちが強いといわれています。

ダウンジングに用いる道具は2本のL字型などもあり、目的によって使い分けることが一般的です。

対話する相手は「自分」であることを意識しつつ、考えをまとめたいときや心の声に耳を傾けたいときに試すのがおすすめです。

手のひらや名前などに宿る個人情報から運命を読み解く占い

その人の手のひらや顔の造り、名前などから読み解く占いは、個人にフォーカスした鑑定結果が示され、より詳細な運命を知ることができます。生まれ持った特徴から、自身の性格や才能、適職、相性、今後の傾向などを読み解く占いです。

ここでは身体や名前をもとに占う占術をご紹介します。

それぞれについて順に解説します。

手相占いは手のひらの線・丘・形から性格・才能・運命を読む

手相占いは日本でも古くから親しまれてきた伝統的な占いです。東洋・西洋いずれにも伝わっていますが、その起源は古代インドともいわれており、統計学を基礎に確立されました。東洋手相・西洋手相の2種類に分けられ、現代の日本では西洋手相が主流です。

手相占いは手のひらに無数に走る線や丘、形から情報を読み取り、性格・才能・運命・適職・金運といった多くのことを導き出します。

「右手と左手どちらを見れば良いのか」というが疑問がよく聞かれますが、基本的には両方の手を参考にしましょう。左手は先天的なもの、右手はその人の生き方が影響する後天的なものが示されるとされています。

また、数ヶ月~数年単位で変化するともいわれており、過去から現在までの変化を確認することも可能です。

人相占いは顔立ちや表情の特徴から運勢や性格を判断

人相占いは「観相学」ともいわれており、顔の造りやほくろ、しわに限らず、表情・話し方からその人の性格や運勢全般を読み取る占術です。手相占いとあわせて人相占いを行う占い師も多く、日本でも馴染みのある占術といえるでしょう。

現在では人相占いに関する情報がインターネット上や書籍でも確認できるため、簡単な鑑定であれば初心者でも占えます。しかし人相占いは、顔のパーツだけでなく表情などを読み取る知識も必要です。

自分で占うときはおおよその傾向としてとらえ、深く分析した客観的な視点を求める場合は占い師に相談してみましょう。

人相占いは「現時点」での運勢を指し示すものです。結果が悪くても前向きに気持ちを切り替えていくことで、運気にも良い変化が期待できます。

姓名判断は名前の画数・音・バランスから性格・運気を読み取る

姓名判断は、名前の画数・音の響きから運勢や性格、相性などを占う占術です。誕生したときに名付けられた「本名」以外に、改名やビジネスネームを選ぶときにも活用されます。

姓名判断では「五格分類法」と呼ばれる天画・人格・地格・外格・総格の5つの「格」をもとに運勢や性格を導き出します。また陰陽のバランスも重視されており、バランスの取れた構成が重要です。

日本では子どもに名前を付けるとき、この姓名判断を考慮して決定する人も少なくありません。現在はインターネットで名前を入力すると結果が見られるサービスもあります。しかし、家族との相性なども含めた名づけを希望するなら、姓名判断を行う占い師に相談するのがおすすめです。

筆跡診断は書いた文字から性格や心理状態を分析する

筆跡判断は、書いた文字の特徴をもとに書き手の性格・心理状態を分析する占術です。文字を書くとき多くの人がその動作を無意識で行っており、筆跡に脳の動きや性格が反映されるといわれています。

この筆跡から70以上の特徴と照らし合わせ、分析することで現在の心理状態や性格を解き明かします。スピリチュアルな占いよりも、統計学に近い占いといえるでしょう。

筆跡は文字の大きさや傾き以外にも、筆圧の強弱といった細かい特徴にも注目します。たとえば、筆圧が強いと積極性あり、筆圧が弱いと協調性が高いというように、その深層心理を読み取るのです。

筆跡判断は「占い」というカテゴリを抜け出し、「心理学」でも活用されています。自分が今どんな気持ちなのかを敏感に感じ取りたいときには、この筆跡診断から自分の深層心理をのぞいてみましょう。

霊感や直感を通じて高次の存在とつながるスピリチュアル系占い

目に見えない存在や実際に手でつかめない感覚を頼りに、メッセージを受け取る占いは「スピリチュアル」な領域として扱われています。高次の存在、いわゆる自分たちのいる場所よりもさらに高みの世界から送られるメッセージをもとに、悩みや不安の解決を見い出す占術です。

道具や統計学を使用しないスピリチュアル系占いには、次のようなものがあります。

それぞれのスピリチュアル系占いについて順に解説します。

霊感占い・スピリチュアルリーディングは霊的感覚のメッセージ

霊感占い・スピリチュアルリーディングは、その人から感じ取れるエネルギーやオーラ、波動、霊的存在などから、運勢や精神状態、状況を読み取る占術です。この占いは高次元存在とコンタクトを取るのではなく、対象の人物から発せられるエネルギーなどから情報を明らかにします。

特別な道具や統計学が必要ない代わりに、占い師のリーディング力によって鑑定結果が左右されます。また先述したバーナム効果や確証バイアスが働きやすい占術であるため、占いの結果を鵜呑みにするのではなく、参考に留めるのがおすすめです。

「この占い師は当たる」と感じるとその人の意見がすべてだと思い込むケースもあるため、内なる自分に目を向ける方法の1つとしてとらえましょう。

チャネリングは高次存在や守護霊などとつながって情報を伝える

チャネリングは、守護霊やハイヤーセルフといった高次元の存在にチャネルを合わせて直接メッセージを受け取る占術です。オラクルカードはカードを通じてメッセージを受け取りますが、チャネリングは直接高次元の存在にアクセスします。

特別な道具は不要とされ、瞑想状態に入ることでコンタクトがスタート。目の前にある問題に対して具体的な解決策が示されるというよりも、宇宙的・哲学的な視点から魂の成長や使命といった大枠でのアドバイスを得られます。

この方法はチャネラーと呼ばれる人にコンタクトをしてもらうほか、自身でチャネリングの練習をしてアクセスする方法もあります。たとえコンタクトに成功しなくとも、リラックスした状態で高次元に呼びかける行動は、自身の声を聞く良いきっかけともなるでしょう。

夢占いは夢のシンボルから無意識や深層心理を読み解く

夢占いは、見た夢のなかでの印象に残ったシンボル・色・感覚・状況といった要素から、自分の深層心理を読み解く占術です。夢は本来、目覚めとともに忘れ去るものですが、良くも悪くも強烈な内容はシンボルや雰囲気、感覚として覚えているもの。

その記憶を手掛かりに、今後近く起きる未来や現在の自分の状況を読み解くことで現実の世界での行動のヒントを得られます。

はるか昔には、夢のなかにあらわれた高次元の存在が「お告げ」としてメッセージを送り、人々の危機を救ったと信じられていました。現在では心理学の発展とともに、「夢は潜在意識が映し出されたもの」と分類され、自身の心の声を聞く1つの手段として親しまれています。

自分の深層心理を夢で解き明かしたい場合は、朝起きたら覚えている夢をできるだけ鮮明に書き出す「夢日記」を続けてみましょう。継続して書くことで、重要な夢のメッセージに見逃すことなく気付けるようになるかもしれません。

風水は住環境や空間の“気”の流れを整えて運気を高める

風水は、5000年以上も前に中国で誕生した環境哲学の1種。天・人・地の3つの“気”の調和を重視し、住環境の運気を高める役割を担います。

日本では、間取りや家具の配置、空間のイメージカラーを決めるときに用いられており、調和の取れた空間にすることで「気の流れ」を良くする考え方が一般的です。

また風水は占いのカテゴリに通じていますが、実際は暮らしやすさを実現する知識がたくさん詰め込まれている占術です。採光や通気性、整理整頓といった快適な住まい作りにも活用できるため、実用的な方法といえるでしょう。

占いに関するよくある質問に回答(FAQ)

占いは自分の気持ちと向き合い、気付きやヒントを得られる方法です。迷いや悩みがあるときにこそ、ぜひ気になる占いを試してみてください。

一方で、占いをポジティブに活用するにはいくつか知っておきたいポイントがあります。ここでは、Q&A形式で占いについて理解を深めていきましょう。

自分に合った占いの選び方ってありますか?

自分に合った占いがわからないときは、まずなぜ占いたいのか「目的」を明らかにしましょう。その内容から、答えを得やすい占いを選ぶことがポイントです。

たとえば、近い未来を知りたいときはタロットカードやルーン占いが適しています。運気の流れや才能を明らかにしたいときは、四柱推命や九星気学から詳しい答えを得られるでしょう。

悩みに合っていない占いで鑑定すると、ぼやけた答えから余計に混乱することもあるため注意が必要です。占う前に悩みをはっきりさせ、明確にしたい内容を整理しておくと、適切な占いを選びやすくなるでしょう。

占いの結果が悪かったらどうすればいい?

占いの鑑定結果が思わしくないと、「どうすれば良いのかわからない」と気持ちがネガティブな方向へ引っ張られがちに。これは占いの結果を鵜呑みにすると起きやすい心理状態で、前向きに活かすには難しいかもしれません。

しかし落ち込んだ状態で進めば、結果がさらに悪い方向へ転じることもあるでしょう。そのため、占い師にその対策を聞き、行動や考え方に取り入れることがおすすめです。

自分で行った占いの結果が悪いときは、行動を振り返るきっかけとしてとらえるのも良策です。占いの結果は現状のまま進めば起こり得る可能性であり、自分の行動によっていくらでも変えられるもの。

悪い結果を必要以上に気にせず、むしろ回避するために今できることを見直すきっかけにしてみましょう。

占いって子どもにどう説明したらいいですか?

子どもが大きくなると、12星座占いや血液型占い、動物占いなど、エンターテインメント性のある占いに触れる機会が多くなります。そのなかで「今月の運勢」「相性の良い組み合わせ」というコーナーでの結果が悪く、落ち込んでしまったというケースが出てくるかもしれません。

子どもが占いに触れる機会があったら落ち込むことがないように、占いは未来を決めるものではなく、ヒントをくれるゲームのようなものと伝えてみましょう。

悪い結果が出たときは気を付けるサインとして伝え、占いの内容に振り回されない土台作りをうながすことが大切です。