あなたの完璧でない部分が魅力。片思いを終わりにしたいなら隙を見せて

あの人はあなたのことを「特別な感情は抱いていないはずなのになぜか放っておけない」と感じています。

あなたに対する第一印象が良いとは言えなかったのでしょう。直感で「自分とは合わないタイプだ」と思っていたのです。

しかし、あなたと接する機会が増え、時が経つにつれて最初の印象も良い方向へと変わっていきました。思っていたのとは違った人であるとわかったからでしょう。

しっかりしているように見えて抜けている部分もある。強気でいたのが急に弱気になってしまう。そんなあなたを困った目で見ながらも、心のどこかで自分が手を貸せるのを嬉しくも思っています。

あなたがまた助けを必要としているのではないかと、気を配っているのです。

二人に起こる運命的な出来事の兆しは、あの人が仕事でミスを犯してしまうことです。

仕事ぶりが優秀で、同僚からの評価も高いあの人が、信じられないような初歩的なミスをする。周りは笑って許しあの人を励ますのですが、あの人の心の中は後悔と自分自身への怒りで満ち溢れます。

動揺のあまり、次のミスを誘発したり酒を飲み過ぎて悪酔いしたり、あの人らしくない行動が続くでしょう。しかし、そこであの人を救うのがあなたなのです。

あの人が醜態を晒してしまうことは悪いように思えますが、この出来事がきっかけとなり、二人の関係は変化していくのです。

あなたはあの人の様子がいつもと違うことを聞いて、とても心を痛めるでしょう。何かしてあげられないかと思っていた時、あの人から連絡がきます。

一緒に食事をすることになり、その席であの人を励まそうと決意。あの人の話に熱心に耳を傾け、言葉の限りを尽くしてあの人を力づけるあなた。その姿にあの人は、普段なら出てこないような本音を漏らし、それまで見せたことがない弱さを出します。

いつもなら自分が助ける側なのに、今回はあなたに助けられている。その事実によって、あなたにすっかり心を許していることに気づかされるのです。

この恋を叶えたいのならば、完璧ではなく隙がある状態を目指しましょう。

あなたは自分にある欠点をある程度は自覚していると思います。あの人にふさわしい人になるために、その部分を直そうと努力しているのかもしれません。

しかし、あなたは非の打ち所のない人物でなくてもいいのです。欠点と思っているところが、意外にもあの人の心をくすぐっているのですから。

あの人が入り込めるような「隙間」を残しておくくらいがいいでしょう。

あなたは気づいているかもしれませんが、あの人はどちらかと言うと恋に奥手なタイプ。自ら異性に積極的な行動を取るのは苦手なのです。たとえ好意を持った相手がすぐ近くにいたとしても、あの人は声をかけることすら躊躇ってしまいます。

何を話したら喜んでくれるのか、今の自分は相手からどう見えるだろうか、そもそも何をきっかけにして話しかけたらいいのか……。このようにあれこれと悩み始めて、結局は思いを果たせずに終わってしまうのです。

そのような性質を持ったあの人を好きになったあなたには、積極性が必要となります。控え目なあの人に代わって、あなたが主導権を握りましょう。また、押しに弱いところもあるので熱烈なアプローチが効果的です。