占いコラム|知ると納得!風水の歴史や起源について
2019年4月7日
風水という言葉を耳にしたことはありませんか?
よく、雑誌やテレビで「お財布は黄色だと金運上昇」とか、トイレをきれいにすると運気があがるなど、聞いたことがある、または実践した事があるなど、風水は、私たちの身近な生活にひと役買ってくれる開運術なのです。
その風水の歴史や起源など、お話ししていきます。
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いつから風水が始まったの?
風水の起源は古代中国。
およそ4000年ほど前になりたった「気」すなわち、エネルギーの力を利用した環境学の事です。
現在の江南省の安陽あたりの土地から、亀の甲羅や牛や鹿などの動物の骨が発見されています。
これは、亀の甲羅や動物の骨を使って、「今後どのようにしたらよいか?」など、様々な事象を占った形跡です。
中国では、都市設計、家づくり、その他の建物や、お墓などが風水を元にして作られてきたのです。
古来の日本は中国にならって、風水の知恵により、徹底した都づくりにも力を入れました。
碁盤の目のように設計されている平安京は、風水の学問から、良い土地を導き出しています。
1000年も都が京都から動かなかったのは、方角や町のつくりなどにもこだわりぬいて設計されからです。
現在でも京都は古風な街並みとして、今でも格式高い都市のまま賑わいをみせていますね。
また、江戸に都を移しますが、徳川家康は風水をもとに都市計画をたてたと言われています。
家康のブレーンと言われている、天海上人が風水の学問をフルに活用し、江戸幕府、この世の中が栄えるよう、土地の整備をしました。
風水とは、このような環境学・・・
こう聞くと、風水ってなにやら難しそうだなーと感じるかもしれませんが、風水の基本は衣食住、プラス行動など、自分の環境をより良くするために運を開いていく、運気を上げる、良いエネルギーを引き寄せ、引き出していくのが風水の考え方なのです。
風水の基本は陰陽五行
風水の基本は、陰陽五行説です。
全てのものには相反する2つの性質で成り立っていて、バランスを取っていると言う考え方です。
陰は受動的・静寂、陽は能動的・活動的であり、
具体的には、
太陽と月、生と死、明と暗、天と地、動と静、男と女
などです。
陰が悪くて、陽が良いと感じるかもしれませんが、2つのエネルギーは同等の意味を持っているのです。
五行とは、「火・土・金・水・木」の五つの要素の事を言います。
五行とは、中国の思想の中核をなす理論で、風水のみならず、漢方や鍼灸など、中国の発祥するほとんどの基礎理論となっています。
それぞれ
・水・・・流れる事、変化する事 季節は冬
・木・・・成長する事、自由である事 季節は春
・火・・・燃え盛る事、自由である事 季節は夏
・土・・・万物を育て、腐らせること 季節は土用
・金・・・堅い、結実させる、確実であること 季節は秋
と言った意味を持ちます。
この五行は相性があり、お互いの運気を強めていく関係性を
相生(そうじょう)と言います。
例えば、金属は土の中から生み出されるため、<金>と<土>には生まれるという気が生じます。
具体的には、
火が燃えて土を生む
土から金が生まれる
金が冷えると水が生じる
水は木を育む
木が燃えると火が生じる
と言ったものです。
また、<火>と<水>の関係のように、お互いが対立しあって、ぶつかり合う、運気を低下させる関係を相剋(そうこく)と言います。
水は火を消してしまうため、生み出す力が存在せず、お互いの気を消してしまうのです。
火は金を溶かす
土は水を吸収する
金は木を切る
水は火を消す
木は土の栄養を吸収する
このように反発したり、良い点を消し合う事は、運気が下がるといわれているのです。
四神相応とはなにか?
四神とは中国の神話に登場する獣神で
東=青龍 流れる川
西=白虎 大きな道
南=朱雀 低い土地
北=玄武 山
が守っていると言われています。
四神相応は、背後に山、前方に海、湖沼、河川の水が配置されている背山臨水の土地を、左右から砂と言われる丘陵、または背後の山よりも低い山で囲む事で、その土地が良い土地であるとみなします。
中国の皇帝はもちろん、日本では、平安京や鎌倉、江戸は風水の知識を持った高僧や陰陽師の指示のもと、都市計画をされていました。
平安京は、東に鴨川、西に山陰道、南に巨椋池、北は船岡山、鞍馬山があり、四神が綺麗に配置され、最高の環境でした。
また、現在の東京も風水、四神相応の考え方がふんだんに使われています。
風水は方角にも意味があると言われ、東西南北はもちろん、北東、北西、南西、東南の4つの方位がさらにプラスされ、それぞれ意味があると言われています。
特に北東は鬼門と言われ、鬼が出入りする方角として、万事に忌むべき方角としており、鬼門の通り道である裏鬼門は、鬼の通り道として、鬼門と同等の意味を持っています。
江戸を作った時も、鬼門、裏鬼門に気をつけ、神社仏閣などを建てて、魔から都を護るなど、さまざまな工夫がされています。
今の東京が反映し続けているのも、この風水の力が護ってくれているのですね。
まとめ
今回は風水の歴史や起源を中心にお話をしていきました。
少し難しく感じるかもしれませんが、生活に取り入れて、より良く過ごすために、様々な工夫が隠されているのです。
もし、あなたが運気を上げたい、開運したいと考えているのなら、風水の力を借りてみるのはいかがでしょうか?
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