失恋|好きな人を忘れたい! でも恋愛は諦めたくない……という人のために
2018年9月28日
好きな人には相手がいる。というような切ない片思いや、
好きな人から振られてしまった時、
「どうして、好きになってしまったのだろう…」
「どうして、関係を持ってしまったのだろう…」
と、自分自身を責めたり、
「どうして、あの人は私に、あんな風に好意的に接してくれたのかしら…」
「私のことを、好きって言ったじゃない!?」
と、相手に対して憤りや怒りが湧いたりして、
実らない恋や報われない想いに、心が痛む時。
好きな人を忘れたいとか、全てをリセットしたい、前向きになりたい、と思うかも
しれません。
しかし、一般的にアドバイスされるような「旅行に行く、婚活パーティーに参加する、新しい事をはじめる」などの”忘れるための努力”は、失恋後の心の状態によって、逆効果となるケースがあります。
では、失恋による傷心をどうしたらいいのか?
失恋後の自分自身のケアについてと、次の恋愛を自分にふさわしいものへと繋げていくための方法を、心理学とスピリチュアルな視点から、お話していきます。
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失恋した時に心の中で起こっていること。
好きの気持ちが大きくなればなるほど、相手に対する期待や欲求が、雪だるま式に大きくなっていきます。
その抑えきれない気持ちを、相手を思いやりながらも、なんとかやってきたことでしょう。
自分以外の人(他者)を好きになるという、大きな愛を自分の中から引き出せたあなたは「人を愛する、愛せている」という、なんとも言えない歓びを感じたかもしれませんし、信じられないくらい崇高な体験、運命としか思えない体験と感じたかもしれません。
あるいは、「恋に落ちる」という言葉通りに理由も理屈もなく、ただ恋に落ちてしまい、自分の気持も相手の気持も、訳が分からず戸惑ったかもしれません。。。。
大きな喜びと同時に、様々な不安も生まれ、揺れる想いに身を委ねた先に、失恋という「好きという想い」の行き場をなくすことは、とても苦しいものです。
そんな失恋の痛みの根源には、
「失うことの悲しみ(深い喪失感)」と
「自尊心が傷ついた(自信喪失)」
という2つの心理があります。
一つ目の喪失感については、人生で誰もが体験する喪失感で、時間というお薬が必要となります。それ以外は、何も役に立ちません。
二つ目の喪失感については、深いレベルの”自己存在(自己価値)”や「これが私」という私を作り出していた”自我(エゴ)”の喪失による恐れから来るものです。
この2つが、恋愛において皆さんが苦しむ根源的な部分。
その根源的な喪失感や恐れを包み込むように、表に出てくる感情が「報われない」という気持ちです。
今まで相手に向けてきた”想い”や”行動”のエネルギーは人それぞれですが、
「相手のためにしてきた何か」
「振り向かせるために我慢した何か」
「結ばれるためにしてきた努力」
など、2人の未来に向けて、あなたが費やしていたエネルギーの行き場が失われ、
今度は、相手との今までのエピソードや様々な条件など、過去にエネルギーが向くようになり
「あの時~していたら、しなかったら」
「彼が~だったら、私が好きにならなければ、、、」
などと、様々な感情と思考が湧いてきて、心の中はさらに混乱していきます。
失恋したと感じた時にやるべき、自己ケアとは?
失恋の根源は、「自分の存在(価値)」が失われたように感じた。
という部分なのに、あれこれ原因などを考えたり、思いつきで行動をするようなことは、さらに混乱を招くだけで、根本的な寂しさや悲しさは癒えないのです。
失恋が辛いと感じる分、相手を真剣に想っていたということを忘れないでくださいね。
まずは、失恋の傷を早く癒そうとはせず、他者を本気で好きになれたこと、人生に大切な人ができたことに誇りを持って、そんな自分を「好きな人ができておめでとう!よくやった!頑張った!」と労ってあげましょう。
この恋愛によって、ひと回り成長したあなた自身の尊厳を大切にするためにも、しっかりと悲しみに浸ることが大切になります。
そして、相手を本当に愛していればこそ、自分自身の深い悲しみに向き合うことが、本質的な相手への慈しみや愛に繋がっていくのです。
人によって、今はそれが理解出来ないかもしれませんが、このようにあなたの想いは、本質的な意味で報われていきます。
一人きりになると、辛く悲しいことを思い出してしまうため、悲しみに浸ることを避けたいという時もあるでしょう。
もちろん、そんな時は友達と話したり、カラオケをしたり、お酒を飲んだりして、楽しむ時間を作って、気持ちを紛らわせることも必要なことです。
前述したように、
・失う悲しみそのものを癒すには、時間が必要です。
・自己の傷つきは、自身の悲しみに寄り添うことが必要です。
少しずつでも良いので、思い切り悲しみに浸ることをお勧めいたします。
なぜなら、次の恋愛で自分にふさわしい人と出会うためには、それが必要なことだからなんです。
自分にふさわしい人ってどんな人?運命の人は私にいるの?
私が心理とスピリチュアルのカウンセリング(リーディング)相談を受けている中、恋愛関係で特に多いご質問が、
・あの人は運命の人かどうか
・ソウルメイトかどうか
・ツインソウル(ツインレイ)かどうか
・前世(過去世)の繋がりはどうか
というものです。
少しスピリチュアルな魂の仕組みをお話しすると、お互いの魂が肉体を持って生まれる前に、2人が出会うことや結婚することを決めているカップルというのは、実際にあります。
しかし、そういう方は恋愛相談にはほとんど来ません。
ついで質問の多い、ツインソウル(ツインレイ)とソウルメイトですが、ツインソウルと今世で出会う確率はかなり低いものです。
ソウルメイトは人によって、家族全員がソウルメイト。ということがあるくらい、出会う確率は上がります。
前世についても、ソウルメイト同様に確率が高い傾向にあります。
これは確率の話ですが、
出会う人は、どんな出会い方でも、どんな相手でも、結ばれても、別れても、
あなたにとっても、相手の方にとっても
「運命の人」に違いはないのです。
だから、もしあなたが
「あの人は、私にふさわしくなかった?」
「私は、あの人にとってふさわしくなかった?」
「私たちの出会いは運命じゃないってこと?」
と、考えて気持ちを落とすようなことがあれば、それは心配しなくても大丈夫ですよ。
「恋」というものは、あなたが本質的な自分に戻ろうとするタイミングで訪れます。
今までの殻を破るために、恋をして「かたくなった自我を壊す。」という特別な人生のセレモニーでもあるのです。
幸せな恋愛はどうしたらできるようになる?失恋をチャンスに変える方法
「恋」というものは下に心(下心)と書くように、そもそも不安定なものと古くから喩えられています。
「愛」は、心が内側(ハートの部分)に書くために、安定したもの包みこむもの。
そんな印象もありますよね。
不安定な「恋」から、安定の「愛」に変化していくように、恋愛はあなたを「本質的な自分(愛の存在)」へと導く働きをしてくれます。
本質的な自分、純粋な自分になっていけばいくほど、あなたの魂が本当に求めるパートナーと出会うようになっていきます。
実は失恋した時ほど、純粋な私、本当の私に戻る大きなチャンスとなるのです!!!
辛い体験や醜い感情などは、できれば避けていきたいと感じるかもしれませんが、
湧いてくる悲しみや怒りの中に、本当のあなたの輝かしい原石が眠っています。
その原石の輝きが、パートナーを引き寄せる源であり、磁石のようなもの。
ご相談にいらっしゃる方の中で、大きな失恋や辛い体験をしている方ほど、自分自身と向き合うこととなり、最終的には自分にふさわしいパートナーと結ばれている。という事例が多くあります。
失恋は悲しい体験ですが、あなたにとって、ふさわしいパートナーと出会えるように繋げて行くための通過儀礼のようなものです。
自分を信じて、自分自身の悲しみを大切にしてみてくださいね。
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