男性が思わず触れたくなる肌を育てる方法

お肌のために、いろいろやっているのに効果がイマイチ感じられないのなら、スキンケア方法が間違っている可能性大です。

 

情報が溢れる世の中で、その情報に振り回されて化粧品ジプシーになっている女性は多いはず。でも、正しい知識を持って丁寧にスキンケアをしていれば、情報に振り回されることなく、いつも穏やかでいられます。
女性なので、ホルモンバランスの影響などによりお肌の調子が悪くなってしまうこともありますが、大切なのはそんなときにも慌てないこと。慌てていろんな化粧品に手を出してしまったり、過剰なスキンケアをしてしまうことこそが、美肌を遠ざけている原因かもしれません。


心が揺らがないスキンケアで、男性が触れたくなるお肌を手に入れましょう。

 


◆お肌のしくみ
皮膚は、表面から「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層で構成されていて、その厚みは約0.2mmほどです。このうち、化粧品が作用するのは「表皮」の部分です。さらに表皮は、上から「角質層」「顆粒層(かりゅうそう)」「有棘層(ゆうきょくそう)」「基底層(きていそう)」の4つの層からなります。

お肌は、一番下部にある基底層で生まれて、有棘層、顆粒層、角質層へと細胞が形を変えながら押し上げられていき、最後は垢となって剥がれおちます。これをターンオーバーと言い、この周期は20代で約28日と言われています。

この周期は年齢を重ねるほどに長くなり、また不規則な生活や間違ったスキンケアなどによっても乱れてしまうので、周期には個人差があります。

ターンオーバーが長い場合は、本来剥がれ落ちるはずの垢がお肌の表面に蓄積されてしまい、お肌のくすみや毛穴の詰まり、吹き出物など、あらゆるトラブルを引き起こしやすくなります。逆にターンオーバーが短すぎる場合は、未熟なお肌が肌表面に出てきてしまうので
、それも問題です。この状態は、赤ちゃんや子どもを大人の世界に入れてしまうようなものなので、お肌が弱り敏感に傾きやすくなり、これもまたトラブルを起こしやすくなってしまいます。


つまり、ターンオーバーを正常に整えることがトラブルを起こしにくいきれいなお肌を作る秘訣なのです。

 

そのためには、正しいお手入れを丁寧にじっくりと続けていくことが大切です。次々に化粧品を変えていく人の多くは、早急に結果を求めるあまり判断も早すぎることがほとんど。新しい化粧品に変えたら少なくともワンシーズン、3ヵ月〜4ヵ月は使い続けましょう。

 


◆美しい肌の条件
美しい肌の条件を美容業界では「う・な・は・だ・け・つ」と言います。これは、それぞれの条件の頭文字をとった造語ですが、知っていると自分のお肌の状態がわかり、お手入れがしやすくなります。


う「潤い」
美肌の絶対条件です。角質層に潤いで満たされているみずみずしいお肌は、ターンオーバーが正常に整っていてお肌のキメもきれいに整っています。「潤いは化粧水や美容液で外から与えるもの」と考えがちですが、もともと人のお肌には、NMFという天然の保湿成分があります。保湿によって外から水分を補うことと、このNMFをキープすることの両方が大切です。保湿効果の高い成分として代表的なものはヒアルロン酸があります。


な「なめらか」
お肌の凹凸感がなく、手触りのいいスベスベの状態。ターンオーバーが乱れてお肌の表面に垢が蓄積すると、お肌がゴワゴワしたり、乾燥してキメが荒くなり、お肌のなめらかさは失われてしまいます。なめらかなお肌をキープするためには、角質層を満たしている細胞間脂質のセラミドを保つ必要があります。セラミド入りの美容液やクリームなどで補いましょう。


は「ハリ」
赤ちゃんのようにお肌が引き締まっている状態。ハリのあるお肌は若々しい印象を与え、ハリのないお肌はシワやたるみなどが目立って老けた印象になってしまいます。ハリ不足の原因は、加齢や紫外線の影響、潤い不足など。年間を通して紫外線対策を行うことと潤いをしっかり与えることでハリのある状態を保ちやすくなります。


だ「弾力」
指でお肌を押したときに跳ね返ってくるのが弾力のあるお肌。押してもなかなか戻らない状態になると、お肌がたるんで輪郭がぼやけてしまいます。潤い不足やお顔の筋力の低下により弾力が失われてしまうので、保湿と合わせて顔筋マッサージを日常的に取り入れるのがおすすめです。


け「血色」
お肌の血色がいい状態。血色がいいとは、お顔全体に透明感があり、頬はほんのりとピンク色に色づき、クマや色ムラがないお肌。冷えやコリにより血行不良を起こしたり、乱れた食生活によって血液の汚れていると血色が悪くなってしまいます。入浴、足湯、カイロで外から体を温めることと、味噌汁や温野菜、生姜などで体の内側から体を温める生活を心がけると血流が良くなり、お肌の血色がアップします。また、筋肉を伸縮させるストレッチも血流がアップするのでおすすめです。

 

つ「つや」
お肌の水分と脂分のバランスが整っていると内側から輝くような「つや」が出てきます。水分だけでなく、適度な脂分も必要です。脂分は体の中で作ることができるので、外から補うことを考えるよりも食事から良質な油を摂りましょう。良質な油とは、オメガ3の分類のアマニ油、エゴマ油、ココナッツオイルなどです。

 


◆ボディケア
触れたくなるお肌を育てるには、お顔だけでなくボディのお手入れも合わせて行いましょう。体の皮膚は、部位によって乾燥しやすいところと脂っぽいところが混在しています。部位別にローションやクリームなどを使い分けるのは大変なので、水分を多く含むローションがおすすめです。お肌にしっかりと水分を与えてあげれば、バランスを取るために体の中から皮脂が分泌されます。
お肌がざらついている場合は、ざらついた部分をスクラブで角質ケアした後に、ボディローションで保湿してください。その後、ボディオイルを上から付けながらマッサージをしましょう。お肌の中に潤いを閉じ込め、さらにリンパの流れもよくなるので一石二鳥です。
また、お肌に直接触れる下着やパジャマがナイロン製やポリエステル製などの化学繊維のものの場合、お肌の乾燥を招いたり敏感に傾く原因にもなります。シルクやコットンなどの素材を選びましょう。

 

 

◆おわりに
きれいなお肌になるためには、毎日自分のお肌とじっくり向き合い、そのときの状態に合わせてお手入れをすることが大切です。むやみにアイテムを増やすお手入れではなく、保湿量を増やす、食事を変える、といった基本的なこと。向き合った分だけお肌は応えてくれますので、焦らずじっくりと、そして楽しみながらスキンケアをしていきましょう。

 

 

 

chiie

author:chiie

Chiie スキンケアメーカーで10年勤務後、ライターとして独立。1万人を超えるお肌の相談と自身の経験から肌の美しさには...
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