知ってた?タロット・リーディングで重要なのは実は色

タロットリーディングをする際、カードの図柄に描かれている内容だけでなく、カードに使われている「色」に関しても注目して進めていくと、より詳しくカードを理解することができます。ライダー版(ウェイト版)タロットの源流であるマルセイユ版タロットについて色の解釈を紹介しています。もともとどのような意味合いの色なのかを、基礎の基礎として知って頂けると思います。
 

 

 

タロットを始めようとする時、一番にカードの図柄から意味を把握する覚え方をする方が一番多いと思います。

もちろん、意味を覚えないと占えませんし、それは正しいと思います。

 

しかしタロットには図柄以外にもたくさんの意味を持った情報が描かれていて(数字などもそうです)、その中には色の意味もあります。

 

今回筆者は、ライダー版タロットの色の意味を、その元となったマルセイユ版タロットの延長として、どのような意味で使われているのかを紹介していきたいと思います。

 

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【マルセイユタロットでの色の持つ意味】

マルセイユタロットでは、なにせ16世紀頃~という年代もののカードですから、その色彩は多くありません。
でも、基調となる色が少ないぶん、意味も覚えやすいと思います。

 

◆ 赤

 

よく使われており目立つ色です。これは後で述べる青と対照的に、〝人間の生活〟をしめします。
軍人、権力者(王、時の聖職者)など権威をあらわす色でもあります。
他の意味としては光、しっかりとした価値のあるもの、はっきりしたもの、情熱。

 

◆ 青

 

これもよく使われる色です。青は崇高な精神性をあらわします。天空を示す色で、エジプトでは「真実の色」とされているのです。
古代ローマでは喪服の色でしたが、キリスト教が色濃くなってくると高潔をあらわす色としてとても好まれるようになり、聖母マリアの色とされています。
高い霊性を示し、赤の持つ人間社会とは対になる神秘的な事実、内面性などを意味しています。

 

◆ 黄

 

マルセイユタロットでは赤と青の次によく使用されている色です。
意味は直観的、太陽や黄金の色です。ペンタクルの色であり、不変、不動の価値のもの。

 

◆ 緑

 

平安、治癒、植物などの自然(海を含む)、生命力など。前向きな要素を持つことの多い色です。

 

◆ 黒

 

死や絶望、終わり、ただしそれに伴う再生、振りだし、解放への導き。

 

◆ 白

 

これも精神性に関わる色。無邪気、純真無垢。光。変化をあらわす

 

カードをよむ時、余裕があれば色も意識してみましょう。
もともと、どのような意味でこの色が使われていたかを推測することでより深く捉えることができると思います。

 

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【四大元素に対応している説】

これは、大澤義孝さん著『タロットの謎』(アールズ出版)で記述のある、タロットでとても重要になってくる【四大元素】と色との関係のお話です。

 

このなかで、大澤さんは四大元素と色との対応がある、と述べられています。


【火】 火の象徴は獅子※としてカードに描かれているがその色は黄色=黄

 

【地】 地の象徴はベージュの牛として描かれている=ベージュ

 

【風】 風の象徴である天使の翼の色に着目し赤=赤

 

【水】 水の聖獣である鷲の翼が青=青(黒も兼ねる)

 

と説明されています。

 

※『10.世界』『21.運命の輪』などのカードに描かれている四匹の聖獣は、「四聖獣」といって四大元素を示しています。

 

火のカードは黄色であるということですが、直観、太陽ならばたしかに火のスートであるワンドの意味と対応すると考えられるでしょう。


地のカードはベージュとありますがこれを白+黄色と考えた場合、黄色の持つ「不変性」の意味と、白の持つ「純粋性」を併せた意味になります。不動・不変の価値のものに左右される純粋性が金貨の持つ意味かもしれません。


風が赤というのは風のスートはソードであり、天使も人に近いかたち、現実社会に結びつきやすいイメージとすると上記の通り人間生活を示す〝赤〟が対応するということかもしれません。


水は精神性、内観を示す〝青〟もしくは〝黒〟が当てはめられていますが、確かに水のスートのカップは感情、情緒を示す場合が多いので納得いく部分があると思います。

 

【実際よむ時はどのように色の意味を使うか】

よく知られているのはライダー版でも、


「赤は権力者の色(または血の色)」
「青は内面性、精神性を重視する色、あの世とこの世をつなぐ色」


として使われている、というものです。

 

ですので『4.皇帝』『5.司祭』などリーダーシップのある者、威厳のある立場の人物は赤い服を着ていることが多いのです。


対して現実社会にあまり関わりが深くない、神秘的な力を持つとされる『2.女教皇』には青いローブが着せられていたり、『9.隠者』は忍耐と内観を示す灰色の服をまとっています。


また、ライダー版に限っていえば背景の色にも注目すると、そこからも何を意味するカードなのかが詳細にわかるとされています。

 

黄色の背景のカードは躍動的、生命力、希望などをあらわし事態も動きやすい、灰色の背景のカードは事態はなかなか動きそうもないが、精神性を高めるべきチャンスの時期である、黒は破壊を再生をあらわすなど、重要なヒントにもなっているはずです。

 

ライダー版のタロットの色彩別の紹介例は、浅野太志さんの『タロット占い完全マニュアル』(総和社)に非常にわかりやすく、丁寧に解説があります。

 

【おわりに】

いかがでしたか。
今回は、タロットの〝色〟について解説しました。

 

ライダー版を使う方が多数なので、今回説明したマルセイユ版での紹介が直接役立つかは定かではありませんが、何にでも源流を知ることは大切で、色彩もライダー版ほど多様に使われていないので基礎的な意味を重点的に覚えるには適していると思いマルセイユ版に比重を置いて説明させて頂きました。


これからリーディングするにあたって、何かのヒントになれば幸いです。

 

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麻実

author:麻実

麻実(あさみ) 鑑定実績は約5,400名以上。 タロットをはじめとするカード占いをメインに、遠い過去から現在、そして未...
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