西洋占星術とインド占星術では惑星の意味が違う?
2020年3月3日
皆さんご存知の西洋占星術と、少しづつブームが来ているインド占星術。両者とも、12星座と惑星、惑星の位置を使って占うというのが共通しています。ただ思考などの面で、その惑星の意味や及ぼす影響に対する考え方が少し変わってきます。西洋占星術における惑星の特徴と、インド占星術における惑星の特徴がどのように異なるのか、どの部分が共通しているのかを説明していきます。西洋占星術に慣れている方は、少し惑星に対する見方も変わるかもしれません。
西洋占星術では、太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星の10個の惑星が個人や世のなかの事件に関係があるとし、その惑星がどのような意味を持ち、人間に作用するかを調べてきました。
同様に、インド占星術でも惑星の象意や位置を重視し、世の事を占います。
インド占星術では、その惑星の性質を〝吉星〟〝凶星〟でわけて考えるのです。
ここでは、各惑星が西洋占星術とインド占星術でそれぞれどう扱われるのか、共通するところと違うところを説明していきたいと思います。
※インド占星術では、太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星までの惑星を使用します。
【太陽について】
太陽は、西洋占星術では個人を診る際、その人自身を表現する本質や輝かせるための資質をみるのに使います。
ですからとても重要で、パワーを感じさせる惑星です。
一方インド占星術では、その人の社会性や生命力を判断するのに使うものの、象意として、それはエゴ、地位、権力、プライドの象徴となり凶星扱いになります。
仏教では、他人のための自己犠牲精神が尊ばれるので、相反する『自己』『自我』をあらわす太陽の象意は、インド占星術では吉とはならないのです。
【月について】
月は、西洋占星術では人間の情動、本能をあらわすものとして扱われます。
地球に一番近い距離にあり、衛星としてずっと側にいる月は、地球からみると満ち欠けを繰り返し、不完全の部分、未知の部分の存在の意義を私たちに投げかけようとします。
月は母性、人気、不安、嫉妬などを西洋占星術において象徴しています。
インド占星術で月は、吉星の扱いです。
ただ細かく意味合いがあって、満月に近く光の強い状態の月はより吉性が増すとし、いっぽう新月に近い光の弱い状態の時は凶星の資質も帯びてくると判断されます。
インド占星術では太陽よりも月を重視する傾向があります。
象意としては西洋占星術と同様に母や妻の他、心の安定、旅行などの意味も持ちます。
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【水星について】
西洋占星術で水星は、公転速度の速さから、伝達の神、ヘルメスと捉えられ、通信や商業、学問などを示すと言われています。
水星が逆行していると交通事故が起こりやすくなったり、通信障害が起こりやすいという占星術師さんがいるのはそのためです。
水星から、その人の話し方や表現の仕方など人とのコミュニケーションのクセを判断する事もあります。
インド占星術でも、水星は同じくコミュニケーション能力や知能をみます。
水星は吉凶でいうと吉星と定義されますが、他の惑星の影響によっては凶の意につながることがあります。
【火星について】
火星は西洋占星術では、マルスという軍神の象徴とされていて、スポーツや戦の象徴とされています。
火星の放つ赤い光が血の色だとか、そういう事からも血気盛んな若者や、診断するときに個人の体力、気力などの参考にされます。
インド占星術で火星は強い凶星です。
情熱や行動力、争いの星ですから、悪くでる場合には暴力や事件、争いなどの影響があるのです。
このような面もあり、凶星に位置づけられています。
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【金星について】
金星は西洋占星術で、その美しく輝くさまからヴィーナスの星と称えられ、愛と美の象徴とされます。
個人についてどのような物事を楽しむ傾向があるのかや、日常の楽しみごと全般を司ります。
また恋愛にも重要な星で、恋愛問題を相談した際に金星を使う方が多いと思います。
インド占星術でも同じく恋愛や結婚、そして芸術の象徴とされます。
吉星とされます。
後述する木星のほうが資質としては吉相が強いといわれますが、実際に影響しやすいのは金星です。
【木星について】
太陽系の惑星のなかで最もおおきな木星は、ゼウスの惑星に位置づけられます。
木星は「拡大」と「膨張」がキーワードで、物事が発展したり、成功しやすくするいい影響を与えやすいとされるラッキーな星としての認識が強い惑星です。
よく、〝今年は〇〇がラッキー〟などという雑誌での占い結果は、木星をつかって計測する場合がほとんどです。
木星はインド占星術での最大の吉星という扱いをします。
インド占星術で木星は、宗教、倫理、思想性を司ると言われ、最高の師の扱いです。
高尚な思想を重要視するインド占星術では、他の星の凶意を消すことのあるほどこのうえない吉星なのです。
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【土星について】
土星が西洋占星術で作用するのは父、上司、老人など、試練、抑圧、制限を与えるというものです。
火星と同様、土星は西洋占星術でも凶意を含む星と最近まで考えられていましたが、最近は、国内では特に試練を与え、自分を高めてくれる星と、よいように解釈しようとする動きがあります。
インド占星術でも土星は老人や忍耐力の象徴です。
ただ、こちらでの土星の象意はもっと強烈で、召使い、寿命、病、苦悩、貧困、遅延、破壊、障害、犯罪…などの意味合いがあります。
したがって、凶星扱いです。
12星座の守護惑星の違い
西洋占星術とインド占星術とでは、各12星座の守護星(特にその星座に縁のある星、影響を与える惑星)が一部違います。
12星座に対応する守護惑星は、西洋占星術とインド占星術で下のとおりです。
牡羊座…火星
牡牛座…金星
双子座…水星
蟹座……月
獅子座…太陽
乙女座…水星
天秤座…金星
蠍座……西洋占星術では冥王星、インド占星術では火星
射手座…木星
山羊座…土星
水瓶座…西洋占星術では天王星、インド占星術では土星
魚座……西洋占星術では海王星、インド占星術では木星
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おわりに
いかがでしたか。
共通点はあるものの、根底で思想が違ってくるのが西洋占星術とインド占星術でおもしろいところです。
少し説明しましたが、もともとは火星や土星に関しては、完全に凶星とみて診断する有名な西洋占星術も沢山いらっしゃいました。
現在西洋占星術は自分のいいところをよりうまく使おう、とポジティブな捉え方をすることが多く、それは人をしあわせにするためのもの。
一方インド占星術は吉凶ははっきりでるものの、その根底にある倫理的な思想、精神性の高さをともに学べるというところから、それぞれあらためて注目を集めています。
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