副業ブーム到来！占い師に向いているのは？

占い師という仕事は、古代より受け継がれてきた歴史が古いお仕事です。

しかし、世界的な宗教問題、近代化、革命などの歴史の流れに翻弄され、いつの間にか少数派のお仕事になっていきました。

そのため占い師という仕事はかなり特殊な仕事として、一般の人にとっては縁遠いお仕事として認識されてきました。

古代では東西文化を問わず、医者は占星術または陰陽五行を使って医療を行っていました。

また占いは、天文学とも密接なかかわりがあり、自然災害を占ったり、国王が国の行く末を占ったり兵法として使用することもあったようです。

ところが近代化により、占いは社会の隅に追いやられることになります。

スピード化、合理化していく世の中で、占いが持つ自然の摂理、宇宙の摂理は、省みられることがなくなってしまったのでしょう。

占いが社会の表舞台から姿を消した後、欧米では魔術愛好家の道具として、東洋では漢方の知識とともに薬局などで密かに受け継がれてきました。

そして1960年代から再び若者の間で占いブームがカルチャーとして再燃しました。

近代日本では、裕福な旦那の隠居後の趣味として受け継がれており、教養としての学びにとどまることも多かったようです。

中には莫大な富を得た著名な易学者も存在し、都市の設立などに私財を投じ貢献したと伝えられる人物もいます。

一方で人々が密かに相談に通う、街の占い師さんも存続してきました。
現代の占い師さんのほとんどがそんな昔ながらの占い師さんの流れを受け継いでいるといえるでしょう。

昔は占いの技術は、師匠から弟子に口伝で伝えられることが多く、一般の方が占いの知識を得ることは難しい時代が長く続きました。

それゆえに、占い師という仕事は神秘のベールに包まれていたといえるでしょう。

ここ数十年で占いスクールが登場し始め、一般の方も気軽に占いを学べるようになりました。

すそ野が広がり、これまでの「悩みがある人が密かに相談する」というイメージが一新され、より幸せになるためのツールとして認識され、エンターテインメントとしても活用されるようになりました。

そのため、占いを仕事にするスタイルも多種多様になってきました。

例えば、占いを活かした仕事としてあげられるのは、

対面鑑定、電話鑑定、チャット鑑定、LINE鑑定、メール鑑定など・・・

上記は、企業が運営する占い館や電話鑑定会社などに所属する形と、自分で開業する形とがあります。

企業に所属する場合は、宣伝をしてもらえるので自分が集客をしなくて済む利点があります。

勤務時間も選べるなど週1回から勤務できる会社もあるようです。

賃金は完全歩合制となります。

自分で開業する場合は、鑑定する場所や環境の確保とともに、自分を宣伝していく必要があります。

SNSなどの発信が得意な方であれば、向いているスタイルといえるでしょう。

また占いイベントも毎週のように開催されています。
こちらも自ら積極的にイベントに出店して多くの方との出会いを顧客につなげることができるでしょう。

イベントは休日に行われることが多いため、副業として参加するのはやりやすいと思います。

雑誌やメディアの占い原稿や書籍の執筆、占いを使ったタレント活動についてですが、こちらは企業の関係者の目に留まる必要があります。

ご縁がないとお仕事につなげるのは厳しいといえます。

占い師として人気が出てくると注目してもらえますが、自分からも占いイベントなどに参加して人とのご縁をつなげると良いでしょう。

他のお仕事とのコラボレーションなどは最近では、占いもできるエステサロンやネイルサロン、アロマセラピーと西洋占星術のコラボなど、様々なコラボレーションも生まれています。

占いで使う天体や五行は、万物を示すと言われているだけあり、あらゆるものに対応できる側面があり、何に対しても活用できる利点があります。

ファッションとラッキーカラーなど、今までもっていた才能に占いの知識をプラスすることで、オリジナリティのあるアプローチができるかもしれません。

占い講師については、ある程度キャリアを積んで、人に教えられるようになったら、講座を開催することもできます。

占いを勉強したい人は後を絶ちませんので、上手に宣伝できれば生徒さんを獲得できるかもしれません。

またカルチャースクールで起用してもらうことで講師としての道も開けるでしょう。

起用してもらうためには、人づてにお願いしてみたり自分から売り込みに行くなどケースバイケースとなります。

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多くの副業占い師さんは、占いの仕事をする時は、普段使っている能力とはまた別の能力を使っていると感じているようです。

おそらく右脳と左脳の使い分けをする稀なお仕事なのだと思います。

常識や合理性だけでは割り切れないのが占いの世界です。

そのため、普段の自分と占い師モードの自分を分けている人も多いようです。

そしてその切り替えが人生に彩りを添えると感じておられる方もたくさんいらっしゃいます。

そんな切り替えができる方は副業占い師として有利かもしれません。

また人の役に立ちたい方、人と会って話をするのが好きな方は、対面占い師や電話占い師など、実際に人を鑑定するお仕事が向いているといえます。

ただ、すぐにお客様がつくかどうかは個人差があり、待ち時間が長くなってしまう時などは、それに耐えられなくて続けられないという人も多いようです。

その点、イベント出店などでは大勢の人が行きかうため、待ち時間の寂しさは軽減されるでしょう。

待つのが苦にならない人、イベントなどのお祭り好きな方、それぞれに向き不向きがあるといえます。

逆に人に会うのが苦手な方は、メール鑑定や、占い原稿の執筆などが向いているでしょう。

チャット鑑定、LINE鑑定も文字のやりとりになるため、文章を書くのが苦でなければおススメです。

自分の世界をしっかり持っている人でしたら、自営がおススメです。
SNSやブログを自分のお店に見立てて、自分の世界を発信していくことで、自分と波長の合うお客様とつながっていけるでしょう。

ただし、企業が運営する占い館や電話占いと違い、お客様がつくまでかなり時間がかかる傾向があります。

すぐに副業にしたい方にとっては、よほど戦略的に宣伝していく意欲がなければ、集客まで数か月かかってしまうことになるかもしれません。

自営に徹するのであれば、イベント出店しながら自分のSNSに登録してくれる人を増やすなど複合するのがやりやすいかもしれません。

いずれにしろ、占いを副業にするために大事なことは、まずは占いが好きなことです。

占いのお仕事はお客様の波があるため、いつも一定の収入が得られるとは限りません。
それでも占いそのものが好きであれば、思い通りにならない時も楽しめるものです。

そして、人の心と触れるお仕事になるため、占い師さん自身の成長につながります。
また占いを日々使い、学ぶことで自分自身の人生にも役立てることができるでしょう。

そういった意味で、占いのお仕事は、自己成長に役立ち、人を元気にすることもできる、自他ともに得するお仕事といえます。

占いのお仕事は、お客様をお待ちする仕事のため、不安定要素が多く、本業にしづらいお仕事でもあります。

そのため、占いが好きな方であれば、副業から始めるのは将来本業にできるかどうかの見極めができるという利点があります。

もし本業にできるまでに成長したらその時に考えても遅くはありませんし、仕事量が増えてしまってもお休みを取りやすい場合が多く、調整が効きやすい仕事ともいえます。

占い師というお仕事の向き不向きはやってみないとわからない点が多いため、まずは副業で始めるのがおススメなのです。
 

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