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|運をつかむ人と逃がす人【第一回】運が悪い人は運のことをわかってない

「最近いい事がないな」「何をやってもツイてない」「どうしてこんなに運が悪いんだろう…」、誰だって一度や二度は口にしたことがある言葉ですよね。
 そしてツイてない時って、どういう訳か、ツキに恵まれた人達がいつも以上にまぶしく見えてしまうんですね。


 そういえばあの人はいつも運がいい、人生がスイスイ運んで本当に羨ましい。なんだかキラキラと輝いて見えるし、この先も無敵な気がする。私も運が良ければなあ…。でも、どうしてこんなに違うんだろう?もしかしたら彼女は特別な運の持ち主で、私は期待したって無駄なのかもしれない…。と、つい気弱になってしまう方も多いのではないでしょうか。
そして、「あーあ。私も運が良ければなあ」と嘆きつつ、運は神様の思し召しだから仕方がない、「いつかいい事あるといいな」と淡い期待を抱き気持ちを切り替えるしかないんですよね。 
確かに「運」は神のみぞ知る、の世界。自分の意思や努力ではどうにもならないものです。だけど、私達にとって、とても大切なものです。不運だと嘆く人は、「運が悪い」のではなく、「運の取り扱いが下手」なのです。「運」との付き合い方を見直せば、今よりもっと幸運に恵まれた日々を送れるようになるはずです。
では、どうすれば良いのでしょう? 今日はまず、運との付き合い方をご紹介していきたいと思います。

ところで、「運」って何だと思いますか? 考えた事はありますか? 実はあまり深く考えず、何となく運がいいとか悪いとかを口にしてきたのではありませんか?
何事も相手を知らずして攻略する事はできません。まずは「運」について考えてみる事から始めましょう。

ある行いに対しての結果が思いがけないものだった時に、私達はよく「運のせい」「運のおかげ」と口にします。努力ではどうにもならない何らかの働きがあった時に「運」を持ち出すわけですが、運で全てが決まるわけではないし、それまでの努力や過程は無駄だったのかといえばそうとも限らないですよね。
この展開は不可解だし、自分の意思とは関係ないし、とにかく言葉で説明するのは難しい、そんな時に「運」という単語はとてもしっくりきます。
そして「実は不運なことに…」と誰かに話せば、聞き手側も「そうなの、運がなかったのね」と共感してくれる。ここ、大事なポイントです。「運」は人智を超えた不思議な力だから、我々人間は「仕方がない」と黙って甘受するしかないという共通認識が話し手と聞き手の双方にあるわけです。この共通認識は老若男女を問いません。

「運」に関する話題はほぼ誰に対しても通じるし、割と簡単に共感し合うことができるので、会話においてとても便利で使い勝手が良いのです。言葉が通じるから特に疑問に思う事もなかったし、「運」そのものについて考えるなんて、そもそもその発想がないのが普通でしょう。

実は、「運って何?」という問いに、きちんと答えられる人はとても少ないのです。みんなさん、よくわからないまま口にして、よくわからないながらも心を通じ合わせているのです。不思議ですよね。
国語辞典には、「人の身の上にめぐりくる幸・不幸を支配する、人間の意志を超越したはたらき」と書かれています。確かにその通りです。
でも、幸せの定義が人それぞれ異なるように、「運」についても人それぞれ異なる思いがあるはずなんですね。

ですから、「運」と付き合うための第一歩は、自分なりに「運とは?」と考察することです。今まであまり考えた事がないのですから、まずは意識を向けて「運」とじっくり向き合ってみることから始めましょう。

例えばこれまでの自分を振り返ると、運の力が働いたと思われる出来事がたくさんあったはずです。「あの時あの人と出会えたのは偶然とは思えない」とか、「理想の住まいに引っ越せたのはとても幸運だった」など。もう少し小さな事に目を向けてみると、「今日は信号が全て青だった」「目の前でケーキが売り切れてしまった」などなど、色々出てきますよね。運がいいと思う人を参考にすれば、また違ったものが見えてくるでしょう。

 

 「運」に意識を向けて考察してみると、様々な思いが頭の中を巡ります。よく考えると不運ではなく努力不足だったと反省する事もありそうです。そのうち、自分にとって何が幸運で何が不運なのかがぼんやりとですが見えてきます。そうすると、今まで見逃していた運に気付けるようになっていきますし、運に対する考え方が変化します。同時に幸せの定義も塗り替わるかもしれません。これは霊感や直観の類とは全く関係のない話です。

ここで「運とは」の答えを出す必要はありません。もともと、よくわからないままでも人と心が通じる言葉ですから、答えはいらないのです。大切なのは、考察する姿勢に気を配ること。「運」はとてもデリケートですから、飢えてガツガツするのではなく、心をニュートラルに保ち、力まず落ち着いた心で向き合ってみてください。

 

 

 

湯浅ちぐみ

author:湯浅ちぐみ

湯浅ちぐみ(ゆあさちぐみ)  占星術師・ヒーリング研究家 ハワイアンスピリチュアル、ヒーリング研究家、レイキマスター ...
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